私たちの血管や内蔵の働きをコントロールしている自律神経には、交感神経と副交感神経の二種類がある。
体を緊張・興奮させる「交感神経」とリラックスさせる「副交感神経」──。
両者のバランスが崩れるとさまざまな不調・病気を招くことが近年明らかになってきているが、ストレスだらけの現代人の多くは「交感神経優位」になっている可能性が極めて高い。
ではどうすれば、副交感神経の働きを高めることができるのか。
歩く、話す、食べるといった日常動作のペースを少し落とすだけで、心と体の「不調」が解消し、常に「健やかな自分」でいられるようになるための一冊です!
数多くの一流スポーツ選手のパフォーマンス向上指導を手がける話題の名医、初の文庫書き下ろし。
こんなあなたにオススメです
・長年体調が思わしくない
・肩こり、腰痛持ち
・せっかちで落ち着きがない
オススメ、共感を得たフレーズ
序章 私が「ゆっくり」を意識するようになった理由
・自律神経の働きを良い方向にコントロールしていくカギ、その最も手軽で効果的な方法は「日常のさまざまな動作を『ゆっくり』と行うこと」。
第1章 なぜ、「ゆっくり動く」といいか?
・「ゆっくり動く」と、肩こり・偏頭痛・便秘も改善する
・水をこまめに飲むことも、副交感神経を上げるためには非常に有効
第2章 まずは「ゆっくり話す」ことから始めよう
・「ゆっくり話す」と、呼吸が自然と深くなる
第3章 「ゆっくり」をさまざまな場面に広げていこう
・「お先にどうぞ」と譲ることを心がける
第4章 「ゆっくり」を続けていくための生活習慣
第5章 「ゆっくり」は自分も周りも幸せにする
・自律神経のバランスの良し悪しは周りに伝染する
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
小林 弘幸
順天堂大学医学部教授。日本体育協会公認スポーツドクター。1960年、埼玉県生まれ。1987年、順天堂大学医学部卒業。1992年、同大学大学院医学研究科博士課程を修了後、ロンドン大学付属英国王立病院外科、トリニティ大学付属医学研究センター、アイルランド国立病院外科での勤務を経て、2006年より現職。20年以上に及ぶ、外科・移植外科、免疫、臓器、神経、水、スポーツ飲料に関する研究を経て、近年は交感神経と副交感神経について研究。
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