なぜ、フランスの高齢者は「人生は美しい(La vie est belle)」と口にするのか。
なぜフランス人は老後を楽しみにし、日本人は老後に不安を覚えるのか。
10年にわたってフランスのカトリック修道会で介護ボランティアをした元外交官の著者が教えてくれまる一冊です!
「食べること」「笑うこと」を楽しむフランス人に学ぶ、何歳になっても人生を楽しむ方法!
◎フランス人はお金をかけずにオシャレを楽しむ
◎フランス人はゴシップより政治に興味を持ち、テレビより新聞を好む
◎フランス人は陽の光を浴びながら暮らす
◎フランス人にとってジョークはユーモアでなく「エスプリ(才気)」
こんなあなたにオススメです
・新型コロナも老後も不安
・5年後、10年後の生活が不安
・楽しく老後を暮らしたい
オススメ、共感を得たフレーズ
はじめに
・フランス には 老い を「 人生 の 実り と 収穫 の 秋」 と 考える 文化 が ある
第1章 老後を楽しみにするフランス人、老後に不安を覚える日本人
・フランス 人 は「 人生 は 美しい」( La vie est belle) という 言葉 を、 実に よく 口 に し ます。 高齢者 とて 例外 では あり ませ ん。
・ 日本人 には「 人生 を 思う存分 楽しむ という 意識 が やや 希薄」 な よう に 感じ られ ます。
・フランス 人 は、 30 代、 40 代 という 現役 時代 の 早い 段階 から 周到 に 定年 後 の 生活 の 準備 を 始め ます。
第2章 「孤独感」を和らげるフランスの高齢者たちの暮らし
・人 と よく 話 を する 意思 と 能力 の ある 高齢者 は、 相対的 に 孤独 を 感じ にくく、 生き生き と 日々 を 過ごす こと が でき ます。
・フランス では、 男女 ともに、 加齢 による 自分 の 容姿 の 変化 に もっと 敏感 に 反応 し て いる よう に 思い ます。
・「 人 は 学ぶ 能力 を 失っ た とき に 老い が 始まる」
・「陽 の 光 を 浴び ながら 老い を 生きる」 は、 日本 でも すぐ に 実践 できる 定年 退職 者 や 高齢者 の 時間 の 過ごし 方 でしょ う。
第3章 心豊かに生きるフランス人の精神性(マンタリテ)
・笑い は、 人間 同士 が 楽しく つながる 最大 の 武器。 フランス の 高齢者 たち は、 その こと を よく 心得 て い て、 心から 笑える ジョーク を 交換 し 合い ます。
・実は 日常 生活 の〝 一見 何 でも ない 小さな こと〟 から 大きな 幸福 感 を 得る こと が できる
人間 の 本質的 な 幸せ は、 実は 自分 の 足元 に ある の かも しれ ませ ん。
第4章 老いて家族の有り難さを見直す
第5章 老いの試練を受けながらも人生を最後まで楽しもう
・心 の 持ち 方 次第 で、 人 は 誰 もが その 美し さを 最期 まで 紡ぎ だす こと が できる。
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
賀来弓月 かくゆづき
1939年愛知県に生まれる。1960年外交官上級試験合格、1961年名古屋大学法学部卒、外務省入省、英オックスフォード大学大学院留学(外務省在外上級研修員)。本省では、国連局、欧亞局、経済局に勤務。海外は、英国、スイス、ブラジル(2回)、米国(2回)、デンマーク、タンザニア、イタリア、カナダ、インド(2回)などに勤務。外務省在職中に米国東西センターに出向(客員上席研究員及びセンター所長特別顧問)。外務省退職後、清泉女子大学非常勤講師、NPO法人アジア近代研究所特別顧問。ローマン・カトリック。
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