「子どもの脳を傷つける親たち」2017/8/8 友田 明美 89点 [♯310]

マルトリートメント(不適切な養育)が発達段階にある子どもの脳を“物理的”に傷つけ、学習欲の低下や非行、うつや統合失調症などの病を引き起こすことが明らかになった。

 

脳研究に取り組む小児精神科医が、科学的見地から子どもの脳を解明し、傷つきから守る方途と、健全なこころの発達に不可欠である親子の愛着形成の重要性を説く一冊です!  

 

 

一生懸命な親ほど子どもを傷つけてしまう行為「マルトリートメント」とは?  

 

暴言や体罰など、明らかな虐待のみならず、日常、どの家庭にも存在する子どもを傷つける行為が、強度と頻度を増したとき、子どもの脳は物理的なダメージを負うのだという。 

 

 傷ついた脳はその後、学習意欲の低下や非行、うつや統合失調症などを引きおこす

  

大人ですら過度なストレスは脳に大きな影響を与えるのだから、発達過程(乳幼児期、思春期)でマルトリートメントに晒された脳がどうなるか、素人でも理解できる

  

子どもに必要なのは、安心して成長できる場所です。それを与えることができるのは、われわれ大人だけです〉 

 

こんなあなたにオススメです

 

・体罰を受けたことがある

・親から虐待を受けたことがある

・こどもの時のトラウマがある

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

序章 健全な発達を阻害する脳の傷つき

子どもの減少数に比例しない虐待数 

 

 

第1章 日常のなかにも存在する不適切な養育

 

問題となるマルトリートメントには、暴力的な虐待だけでなく、無視、放置、言葉による脅し、威嚇、罵倒、そして子どもの前で行われる夫婦喧嘩も含まれる 

 

・子どもは親からの評価があってこそ健やかに育つ

 

 

 

 

 

第2章 マルトリートメントによる脳へのダメージとその影響

トラウマが子どもの発達を妨げる
 

 

第3章 子どもの脳がもつ回復力を信じて

 

 

第4章 健やかな発育に必要な愛着形成

 

愛着は人間の赤子が生き延びるために必要不可欠なもの

 

避けたい3つのコミュニケーション

 ①命令や指示 ②不必要な質問 ③禁止や否定的な表現
  

終章 マルトリートメントからの脱却 

 

 

 

 

この本の評価

 

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

著者

友田明美(トモダアケミ)

1987年、熊本大学医学部医学研究科修了。医学博士。同大学大学院小児発達学分野准教授を経て、 2011年6月より福井大学子どものこころの発達研究センター教授。 同大学医学部附属病院子どものこころ診療部部長兼任。2009~2011年、および2017年4月より 日米科学技術協力事業「脳研究」分野グループ共同研究 日本側代表者を務める。著書に『新版 いやされない傷─ 児童虐待と傷ついていく脳』など。

 

 

 

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