僕にはもう、「いつか」はない。だから、「今すぐ」やるのです–。
「何もしなければ進行胃がんで余命半年」と、ある日突然宣告された、現役バリバリのがんの外科医が、立場が180度変わったから見えたことを語る一冊です!
どうしたら、医師とがん患者の距離は埋められるのか?
どうすれば、一日でも長く元気に、いのちの最長不倒距離を延ばせるか?
治療の選択、心構え、闘病のヒント、諦めない気持ち、家族との時間、そして誰かのために生きるということ……
がん闘病に必要なのは涙ではなく、冷静な判断力と、治療の正しい選択と、仲間と分かち合える希望。
こんなあなたにオススメです
・がん患者さん
・そのご家族
・医療関係者の方
オススメ、共感を得たフレーズ
プロローグ
・患者さんも、医師におまかせではなく、いろいろなことを学んで、ある程度自立していく必要があります
・がんと診断されたら(告知)
「本書は、現役の外科医だった僕が、がん患者になってから何を考え、どう行動し、どんな死生観を得たかを綴った記録です」
・治療方針の決定
「自分ががんにならなければ、多くのがん患者さんに対して、なんの疑問も持たずに、当たり前のように治療を続けていたと思います。
自分が治療を受ける立場になったことは、ある意味、自分の治療のやり方を検証する機会にもなりました」
・人はどんな状況においても、役割・使命を持つことがいかに大切か
・挨拶、感謝、そしてヨイショ!
・自分にとって本当に必要なのもの、必要な人を見極める良い機会、断捨離の期間になっている
・「自分の経験を活かして、人の役に立つ」という、明確なミッションのもとで動く
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :5.0
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
西村元一(にしむら・げんいち)
1958年、金沢生まれ。金沢赤十字病院外科部長、及び副院長。1983年金沢大学医学部卒業、同医学部第二外科入局。金沢で生まれて以来50年以上市内に住み、金沢が本当に大好きな外科医。専門の大腸がんの治療などを中心に、患者さんにいかに最善の治療を提供するかを絶えず考えている。
地域の住民が病んでも老いてもその地域で最後まで生活していけるようにと考える中でイギリスにあるマギーズキャンサーケアリングセンターを知り、金沢にマギーズのコンセプトを持つ施設をつくることを夢見て、2015年3月、自身にがんが見つかってからは、その実現に向けて仲間と共に邁進している。
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