「食のパラドックス 6週間で体がよみがえる食事法」2018/6/20 スティーブン・R・ ガンドリー 91点 [♯59]

 

今日は、根強い人気で 世界18カ国で刊行。「グルテンフリー」から「レクチンフリー」の時代へという脅威のタンパク質「レクチン」を排除する食事療法の紹介です。

がん、肥満、糖尿病、認知症、自己免疫疾患…の効果実証、予防にもつながっています。

 

 

健康食といわれる、体を蝕む食べ物

●豆類全部………大豆・枝豆・モヤシ×

●茶色の食べ物…全粒粉パン・蕎麦×

●野菜……………トマト・キュウリ・ナス×

●ナッツや種……カシューナッツ・チアシード×

 

 

 

レクチンとは

4億年前、植物は昆虫や動物から身を守り、子孫を残すために「レクチン」という、捕食者の毒となるタンパク質をあみ出しました。

一般的に健康に良いとされる食品、例えば大豆やトマトには、この「レクチン」がたくさん含まれていて私たちの腸を傷つけ、さまざまな病気や肥満を引き起こします

 

 

 

【グルテンフリーで効果が出ない方へ】

よく知られる「グルテン」は、
数千種類もある「レクチン」の一種にしか過ぎず、
グルテンだけを排除しても、
レクチンを排除しなければ効果が上がりません。
病気・肥満の根源は「レクチン」なんです。

 

 

 

 

 

 

こんなあなたにおすすめです

 

体調不良が続いている

・健康な体に変わりたい

 

・ダイエットで失敗している

・何をやっても体重が減らない

・グルテンフリーで効果がない

 

 

おすすめ、気になったフレーズ

 

・“健康食”が腸を狂わせる

・典型的なヴィーガン食は役に立たない

・日没後に電子機器を使う場合は、ブルーライト遮断メガネを使う

 

果物はキャンディーと同じ 種のあるものは果物(ズッキーニ、トマト、とうもろこし、なす…)

 食べてもよい果物は、まだ青いバナナ、パパイヤ、マンゴー

 

 

・食事や軽食は品質が重要…‥ できる範囲でよい

 完全有機栽培野菜、魚介類はすべて天然もの、鶏肉は必ず放牧鶏、野菜は地産地消

腸の不調は万病の元

 

 

 

 

多くの健康本は「こうしたら健康になれる」というハウツーだけで完結していますが、

本書は、レクチンフリー食の根拠となる、植物がレクチンをあみ出すにいたった経緯を科学や生物学からやさしく説き起こして丁寧に説明しています。

 

 

「サイエンスヒストリー」と「食事法」が合体した、今までに類がないタイプのダイエット・健康本です。

たいへん中身が濃く、深い感銘を受ける、そんなまったく新しい形の健康本です。

 

 

 

 

 

著者

ガンドリー,スティーブン・R.

M.D.医学博士。ヒト微生物叢と腸との関わりの世界的権威。2000年、手術不能な冠動脈疾患患者が食事法の変更とニュートリシューティカル(アミノ酸)サプリメントの組み合わせによって劇的に回復したことに感銘を受け、それまでのトップ心臓外科医としてのキャリアの方向性を大きく変えて、カリフォルニア州パームスプリングスとサンタバーバラに国際心肺研究所と、その下部機関として回復医療センターを設立。

そこで大半の疾病を食事法と栄養摂取を変えることで治療する研究と臨床を行っている

 

白澤卓二

医学博士。白澤抗加齢医学研究所所長。お茶の水健康長寿クリニック院長。米国ミシガン大学医学部神経学客員教授。1982年千葉大学医学部卒業。

2007年から2015年まで順天堂大学大学院医学研究科・加齢制御医学講座教授。専門は寿命制御遺伝子の分子遺伝学、アルツハイマー病の分子生物学、アスリートの遺伝子研究

 

 

 

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