昨日は40年薬を飲んでいない近藤誠医師でしたが、
今日は薬を30年飲んでいない薬剤師の宇田川さんの本です。
病気を治すのは自然治癒力なので「病は気から」で
自分で治す気概が大切です。
病の完治のために必要なのは、薬を飲むことではなく、本当の原因を突き止め、解決策を探ることです。
症状を身体から発する声として受け入れ、食生活を見直すきっかけとして、食事と運動で身体を変えていきます。
患者の自然治癒力を発揮できるよう、食生活の改善をアドバイスしてくれる医師が増えることを切望します。
薬で病気が治るのであれば、薬の量も種類も減っていくはずなのに、一生のお付き合いとなるのはなぜでしょう。
「多剤服用」は国民皆保険の弊害で1割負担の高齢者は、副作用リスクよりコストを重視してしまいがち
薬がお土産化して、もらえるものはもらっておこう。
薬を欲しがる患者が、日本に多いのは制度上の問題が大きい。
薬を厳選、減薬してくれる医師をかかりつけ医にできればベターですが、やはり、「自分の身体は自分で守る」が基本ですね。
目次
第一章 薬剤師だけが知っている薬の正体
・生活習慣病は薬で治すことはできない
・薬の服用で必要な「酵素」が無駄に使われる
・4剤以上飲まされている患者は「危険な状態」 ほか
第二章 高齢者が知らない“薬漬け”のリスク
・どうして飲む薬の種類が増えるのか?
・5剤以上飲んでいる人は見直しが必要
・厚労省が「多剤服用」の危険性に言及 ほか
第三章 65歳を過ぎたら飲んではいけない薬
・厚労省が公表した「高齢者が注意すべき薬」
・私が考える高齢者がとくに注意を要する薬
第四章 薬に頼らない生活
・身体を変えなければ「減薬」は成功しない
・「食事」と「運動」があなたの身体を変える ほか
著者
宇多川久美子
1959年、千葉県生まれ。薬剤師・栄養学博士。明治薬科大学卒業後、薬剤師として総合病院に勤務。
<関連おすすめ本>