スキルス性胃がんステージⅣで5年生存率7%未満と宣告され、無事に9年目を生きてむかえた著者が、再発を防ぐ食事と生活の改善法、恐怖に克つ心のきたえ方などを伝える。
健康的ベジタリアンの生活を送っていた著者を襲った「スキルス性胃がんステージIV」。
胃の全摘手術後の病理検査で医者から5年生存率7%未満を告げられる。
絶望と死の恐怖から、どのように再発を防いだのか、退院直後から9年目を迎えた現在までに行った食と生活習慣の改善、どうしようもなく襲ってくる不安に打ち克つ方法を伝える1冊です!
また、がんにかかった場合に読みたいがん関連書籍は、書店に行ってもネット書店で調べても、数が多すぎてどれを読めばよいのか正直わからない。
本書では、その中から、自ら読み参考となったがん関連書籍を28冊紹介している。
すべてを読む必要はないが、どれを読めばよいのか迷った時のガイドブックにもなるはずです。
死に対する恐怖と不安は、がん患者にとっては避けがたいことである。
それをどのように乗り越えたのか、その方法論は一読に値する !
こんなあなたにオススメです
・がんが進行している
・がん患者を支えるご家族
・がんを予防したい
オススメ、共感を得たフレーズ
第一章 衝撃のがん告知から手術後に至るまで
・模索した結果、選択した治療法
延命治療ではなく、寛解を目標とした治療法
・勇気をもらった偉人の言葉
人は自然から遠ざかるほど、病気に近づく
食べもので治せない病気は、医者でも治せない
人は誰でも身体の中に百人の名医を持っている
心に起きることはすべて体に影響し、体に起きることもまた心に影響する
月に一度断食すれば、病気にならない
病気は、食事法と運動によって治癒できる
医師が病を治すのではなく、身体が病を治す
第二章 私が行った食事療法
・健康的な菜食と不健康な菜食
がんになって以降、揚げ物を一切食べなくなりました
・「食は、野生の猿に学べ」
野生の猿が食べているもの … 草、木の実、木の根、果実等々
・「一汁一菜」という選択
・「奇跡の野菜」「食べる輸血」ビーツ … 魅力は栄養価の高さ
・伝統的な食の素晴らしさ
発酵食が身体の免疫力を上げる … 自家製の梅干しと漬け物を毎日食べる
第三章 がんにかかった時のメンタルの重要性
・目指すはマイナス思考人間から脱出
・医師を「信用する」と、「医師に任せる」は別物
・「がん」は「生き方」を変えるきっかけ
第四章 お金がかからないがん治療
・実践したのは「がんに栄養を与えない、生きるための食事」
・がん治療に、「絶対に治る」という正解はない
・「生きることを諦めないこと」「目標を持って生きること」
第五章 がんの再発を防ぐために、参考にした本一覧
<抜粋>
「がんが消えていく生き方 外科医ががん発症から13年たって初めて書ける克服法」2020/10/1 船戸崇史 93点 [♯373]
。。。。。
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:5.0
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
泉水繁幸 Sensui Shigeyuki
1964年千葉県生まれ。2013年、スキルス性胃がんを患う。胃の全摘手術を行った後、ステージIVであることが判明し、5年生存率が7%未満の告知を受ける。
手術後の治療としては、自身で治療法を模索した結果、抗がん剤治療を行わずに自然&免疫治療を選択する。 身体の免疫力を上げることを目的とした独自の食事法(自然食)、そして、自分らしく生きるためのメンタルトレーニングを行い、5年生存率をクリア。 「がん」という病気と対峙しているうちに「生きる」ことへの意識が、それまでとは大きく変わる。 「生と死」について、「生きる」意味について、出した答えは「自然との共存」。 自然に接しながら生きることで、幸せを感じながら充実した日々が送れるということ。 現在は独自に行った治療法が注目され、講演、雑誌、ラジオ出演などで、がんの受け入れ方や独自に行った治療法を広く伝えながら、がん患者へのカウンセリングも行っている。
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