「スタンフォード式人生を変える運動の科学」2020/5/9 ケリー・マクゴニガル 95点 [♯379]

コロナ禍という困難な状況下にある今だからこそ、体の健康だけでなく、メンタルヘルス維持のためにも、できる範囲で「体を動かすこと」が重要なのだと痛感させてくれる一冊です!

 

「体を動かすこと」は、私たちの不安や孤独感を消し去り、喜びと希望を与えてくれる。   

 

 

 

 


心理学から神経科学、人類学まで最新知見を結集し、その奇跡の力を解き明かす。

 

 

運動の効用は、健康増進やダイエットにとどまらない。  

 

 

やりとげる力、他者との絆、困難に立ち向かう勇気。

 

 

人生を充実させるすべてが、体を動かすことで手に入る。

  

 

 

本書は、人類誕生から受け継がれてきた「運動と幸福」のメカニズムを解き明かす知的エンターテイメントにして、最高の人生をおくる究極の実用書です! 

 

 

 

【日本語版読者への筆者からのメッセージ】 


いまは大変な時期ですが、ダンスやヨガやキックボクシングなど、毎日の運動のおかげで、私は希望をもって過ごしています。  

 

 

 


体を動かしていると、私はいきいきとした気分になって、自分よりも大きな存在とのつながりを感じます

 

 

みなさんもぜひ、体を動かす喜びを見つけてください。

 

 

みんなで一緒に乗り越えよう       ――  体を動かせば、そんな思いが湧いてきます。 (ケリー・マクゴニガル)

 

  

 


【運動について明らかになった科学的事実の一例】
  

脳内化学物質の活性化で「うつ病」「不安症」「孤独」を防ぐ

 

◎「希望の分子」ホルモンが、脳のストレス耐性を高める

 

幸福ホルモン「エンドルフィン」の効果で、人との絆が深まる

 

 

 

 

 

 

こんなあなたにオススメです

 

・コロナ禍でメンタル不全が続いている

・体調が思わしくない

・運動ぎらい

 

 

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 


第1章 持久力が高揚感をもたらす  

 

毎日の平均歩数が「5649歩」を切ると、不安や落ち込みが増大する

 

 典型的な米国人の平均歩数は、4,774歩、世界の平均は4,961歩

 ⇒最高は香港で6,880歩、日本6,010歩、英国5,444歩  …    平均寿命にも歩数は貢献していますね

  ただ、2万歩以上の歩き過ぎも良くないので、毎日6,000歩~10,000歩ぐらいが 適切ですね

 

 

 

 

 


第2章 夢中になる

・持久系アスリートには、元依存症患者が多い

 

「うつ病の治療法」としての運動

 

・運動嫌いでも「週3回×6週間」の継続で「運動依存症」になる … 時間が必要でない麻薬中毒との違い

  

 

 

 

 

第3章 集団的な喜び 

 

・体は「同調」するようにできている

・「単純動作の繰り返し」で喜びが増す 

 

  

 

 

第4章 音楽に身をまかせる

 

音楽の「強壮剤」効果

 時代や文化を問わず、音楽は労働のつらさを軽減し、人びとにやりがいをもたらすために利用されてきた

  

 

 

・「パワーソング」で底力を引き出す 

 ⇒一流アスリートで多いですね 

 

 

 

 

第5章 困難を乗り越える

・「希望」が脳に与える影響 

 

 

 

第6章 いまを大切に生きる 

 

・ グリーン・エクササイズ(自然の中で行う運動【心理学】)の効果

 人間の脳は自然と触れ合うことで認知能力がのびる 

 

屋外の活動がもたらす精神面の効用は、はかりしれないものがある

 

 

 

 

 

 

第7章 ともに耐え抜く

 

・耐久レースは、ひとりではゴールできない

・極限状況で「人に頼ってもいい」と気づく

 

 

 

 

この本の評価

 

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :5.0

  ■健康リテラシー:5.0

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

著者

ケリー・マクゴニガル

スタンフォード大学の心理学者。ボストン大学で心理学、マスコミュニケーションを学び、スタンフォード大学で博士号(健康心理学)を取得。心理学、神経科学、医学の最新の知見を用いて、人びとの心身の健康や幸福、成功、人間関係の向上に役立つ実践的な戦略を提供する「サイエンス・ヘルプ」のリーダーとして、世界的に注目を集める。

メディアでも広く取り上げられ、『フォーブス』の「人びとを最もインスパイアする女性20人」に選ばれている。TEDプレゼンテーション「ストレスと友達になる方法」は2200万回超の再生回数を記録。著書に、28カ国で刊行され日本でも累計80万部のベストセラーとなった『スタンフォードの自分を変える教室』『スタンフォードのストレスを力に変える教科書』(ともに大和書房)などがある。大学での講義や国内外での講演活動のほか、心身相関を重んじる立場から、ダンス、ヨガ、グループエクササイズの指導を長年行っている。 

 

 

 

 

 

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