現役病理医が平易な語り口と直筆イラストで語る、「からだ」と「がん」のしくみ。
がんを過剰に恐れるのではなく、少しでもがんについての正しい知識を身につけて欲しいとの思いで書かれた一冊です!
「病理学」とは、 < 病気はどうしてできてくるのか? > という学問です。
その病理学の真骨頂が、日本人のふたりに一人がかかるという「がん」。
本書では、病理診断が実際にどんなふうに行われているのか紹介するとともに、様々な病気の中でも特に病理診断が重要ながんに特化して、病理学的な解説を加えています。
こんなあなたにオススメです
・がん告知をうけ、三大治療を受けている
・家族、友人ががん治療を受けている
・がんの治療で悩んでいる
オススメ、共感を得たフレーズ
1 病理医の仕事図鑑
・風邪とがんの診断、どう違う?
がんは死ぬ可能性があるため、病理診断が必須です
・がんの診断、誰がどこでどんなふうに?
・病理診断は実は見た目で判断するとても主観的なものです
「病理医の独断と偏見で決まる!」
2 がんの病理図鑑1
・細胞の形―正常と異常の境目は?
・「腫瘍」の定義―「できもの」「はれもの」「しこり」?
・二つの「遺伝子異常」―遺伝子異常って、遺伝する異常?
3 がんの病理図鑑2
・ホルモンとがん―がんにも性差、あるのです
・ウイルスとがん―ウイルス感染でがんになる?
・乳房のがん(乳癌)―多様性を実感するがん
・肝臓のガン(肝細胞癌)-硬くなるとがんになる
この本の評価
■内容 :4.0
■読みやすさ :4.0
■実践しやすさ :4.0
■健康リテラシー:4.0
■総合 :4.0
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
小倉 加奈子
順天堂大学医学部附属練馬病院病理診断科先任准教授、臨床検査科長。2002年順天堂大学医学部卒業。2006年同大学院博士課程修了。医学博士、病理専門医、臨床検査専門医。NPO法人「病理診断の総合力を向上させる会」理事。イシス編集学校師範。外科病理診断全般を担当し、研修医・医学生の指導にあたる。
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