「欧米に寝たきり老人はいない – 自分で決める人生最後の医療」2015/6/10 宮本 顕二,宮本 礼子 91点 [♯241]

約200万人ともいわれる「寝たきり」大国の日本
 
 
どうすれば納得のいく人生の終え方ができるのだろうか、医療現場からの緊急提言の一冊です! 
 
  

こんなあなたにオススメです

 

・寝たきりの家族がいる

・高齢の家族がいる

・自分の延命治療は望まない

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

第1章 終末期医療の現場から  

 

医師や看護師も受けたくないという「苦しみの多い終末期医療」

 医療が高齢者を食い物にしている」とある看護師  

 

  

 

 

・救急救命センターは寝たきり老人でいっぱいのなぞ 

  「大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】」2017/3/30 中村 仁一 93点 [♯172]

 

 


第2章 硬直化する終末期医療

 

終末期の高齢者に栄養管理は不要

 だれもが医療の「奇跡」を享受できるわけではない

 

理想の不老不死、実はみんなが困る  

 

 

欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上 

  欧米では「点滴で生きていて何の意味があるの?」   

 … 日本は世界一の長寿国でありながら、高齢者医療が確立していない 

 

 

 

第3章 安らかな死を妨げるさまざまな要因
 

年金受給のため終わりない延命を希望するケースも  

 

・ひたすら我慢させる日本の医療は、世界の非常識! 

 延命至上主義の日本… 緩和より我慢が優先される  

 

 

 

 

第4章 「穏やかに死を迎える医療」が望まれている
 

  

 

第5章 欧米に寝たきり老人はいない
 

 ・ほとんどの人が「延命を望まない」を選択… オランダ

 

「人生は楽しむためにある」をモットーに… スウェーデン 

 

 

 

第6章 納得のいく死を迎えるために

 

胃ろうで生かされるのはだれのため?

 … 「己の欲さざるところを人に施すなかれ」 

 

 

 

この本の評価

 

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

著者

宮本 顕二

1951年生まれ、北海道出身。独立行政法人労働者健康福祉機構北海道中央労災病院院長。北海道大学名誉教授。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事長。内科医師。北海道大学医学部卒業。同大学大学院保健科学研究院教授を経て2014年4月から現職。日本呼吸器学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、事務局として活動している

 

宮本 礼子

1954年生まれ、東京都出身。医療法人社団明日佳桜台明日佳病院認知症総合支援センター長。内科医師。旭川医科大学医学部卒業。2006年から物忘れ外来を開設し、認知症診療に従事日本認知症学会専門医、日本老年精神医学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、代表として活動している

 

 

 

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