約200万人ともいわれる「寝たきり」大国の日本
どうすれば納得のいく人生の終え方ができるのだろうか、医療現場からの緊急提言の一冊です!
こんなあなたにオススメです
・寝たきりの家族がいる
・高齢の家族がいる
・自分の延命治療は望まない
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 終末期医療の現場から
・ 医師や看護師も受けたくないという「苦しみの多い終末期医療」
「医療が高齢者を食い物にしている」とある看護師
・救急救命センターは寝たきり老人でいっぱいのなぞ
「大往生したけりゃ医療とかかわるな【介護編】」2017/3/30 中村 仁一 93点 [♯172]
第2章 硬直化する終末期医療
・終末期の高齢者に栄養管理は不要
だれもが医療の「奇跡」を享受できるわけではない
・理想の不老不死、実はみんなが困る
・欧米の高齢者医療は、苦痛の緩和とQOL向上
欧米では「点滴で生きていて何の意味があるの?」
… 日本は世界一の長寿国でありながら、高齢者医療が確立していない
第3章 安らかな死を妨げるさまざまな要因
・年金受給のため終わりない延命を希望するケースも
・ひたすら我慢させる日本の医療は、世界の非常識!
延命至上主義の日本… 緩和より我慢が優先される
第4章 「穏やかに死を迎える医療」が望まれている
第5章 欧米に寝たきり老人はいない
・ほとんどの人が「延命を望まない」を選択… オランダ
・「人生は楽しむためにある」をモットーに… スウェーデン
第6章 納得のいく死を迎えるために
・胃ろうで生かされるのはだれのため?
… 「己の欲さざるところを人に施すなかれ」
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
宮本 顕二
1951年生まれ、北海道出身。独立行政法人労働者健康福祉機構北海道中央労災病院院長。北海道大学名誉教授。日本呼吸ケア・リハビリテーション学会理事長。内科医師。北海道大学医学部卒業。同大学大学院保健科学研究院教授を経て2014年4月から現職。日本呼吸器学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、事務局として活動している
宮本 礼子
1954年生まれ、東京都出身。医療法人社団明日佳桜台明日佳病院認知症総合支援センター長。内科医師。旭川医科大学医学部卒業。2006年から物忘れ外来を開設し、認知症診療に従事。日本認知症学会専門医、日本老年精神医学会専門医。2012年から「高齢者の終末期医療を考える会」を札幌で立ち上げ、代表として活動している
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