「その症状、 もしかして薬のせい? 」 2018/10/29 長尾 和宏 91点 [♯232]

風邪薬、痛み止め、抗認知症薬……  「薬をやめたら、笑顔が戻った」これ、すべてホントの話です!

 

朝日新聞の医療サイト「apital(アピタル)」の人気コラム、『町医者だから言いたい! 』待望の単行本化された一冊です!

   

 

 

「平穏死」のベストセラー本医師が明かす、「くすりへのホンネ」が理解できます。 

 

 

 

 

ふらつく、味がわかりにくくなった、口が渇く、尿が出にくい便秘しがち、眠れない、ボーッとする、よだれが出る……。 

 

あなたはこんな症状で、お医者さんにかかっていませんか?

実はこれ、すべて薬の副作用かもしれません。
  

 

 

 

「多剤投与が身体の調子を悪くする」「ここまで薬の多い医療はおかしい」という、シンプルな疑問があります。 

 

700人以上を看取った在宅医療のプロッフェショナルが日々の診療で行っていることは、実は処方された薬の減薬です。

なぜか?  

薬を減らせば、患者さんの調子がよくなり、笑顔が戻るからです。
 

 

 

 

こんなあなたにオススメです

 

・薬を何種類も飲んでいる

・薬を飲み続けているが、症状は良くならない

・家族が5種類以上の薬をのんでいる

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

第1章 薬が多すぎる

 

末期がんの患者に、なんと18種類もの薬が処方されていた

 

薬をやめた途端、元気になる高齢者

 

各医学会の「ガイドライン」から多剤投与が始まる   

 

 

 

 

第2章 ジェネリックは先発品と本当に「同じ」か?

・ ジェネリックの「3~4割引き」より、先発医薬品の値下げを

 
 
 
 

第3章 その認知症の薬は、誰のため?

 

・「物忘れ?」「認知症?」 本当に薬は必要か?

 現在、認知症を「治す」薬は存在しない
  

増量が義務づけられている抗認知症薬

 
  

第4章 抗がん剤という選択、しない選択

 
2割の人に効果があれば、立派な「抗がん剤」となる… 8割の人には効果がない
 

世界で使われている抗がん剤の4分の1が日本で使用されている 

 

高齢者には「抗がん剤という選択」よりも「しない選択」がおすすめ
 

  
 

第5章 医者と薬は、使い方しだい

 
 
 

第6章 在宅医療と薬。その付き合い方

 

多剤投与を解決するヒントは「漢方的思考」にある

  高齢者と漢方は相性がいい

 

 

 

 

この本の評価

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

著者

長尾 和宏(ながお かずひろ)

1958年、香川県に生まれる。医師、医学博士。医療法人社団裕和会理事長、長尾クリニック院長。東京医科大学客員教授、関西国際大学客員教授。関西学院大学非常勤講師。1984年、東京医科大学卒業、大阪大学第二内科入局。1995年、兵庫県尼崎市で開業、2006年より、在宅療養支援診療所となり、外来診療と24時間体制での在宅診療を続ける

日本尊厳死協会副理事長、日本慢性期医療協会理事、日本ホスピス在宅ケア研究会理事。日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本在宅医学会専門医、日本禁煙学会専門医、日本内科学会認定医。

 

 

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