「「つながり」と健康格差: なぜ夫と別れても妻は変わらず健康なのか」2018/5/9 村山 洋史 88点 [♯199]

「人とのつながり」が体、脳、心にどういう影響を与えるのか。
また、家族、職場、地域など、毎日の生活でなにを意識していたら、健康で長生きできるのか
  
運動やダイエットの3倍の効果!
 
 
 人とのつながりが健康への近道わかりやすく解説する一冊です。

こんなあなたにオススメです

 

・働き盛りの中高年

・会社以外の友達が少ない

・親の介護が近い

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

はじめに

・イギリスでは「孤独担当大臣」が創設され、喫煙、飲みすぎ、肥満よりも、人とのつながりが私たちの健康に影響を与えることが明らかになりました。
「つながり難民」は重大な健康リスクなのです… 退職したときに会社以外で知り合いがいない

  

  

 

第1章 喫煙、飲みすぎ、肥満よりも、「つながり」が私たちの健康を決める

 

・肥満は つながりを介してどんどん伝染してくいくのです… 「行動の模倣」

 

  

 

第2章 「つながり」は、私たちの体と脳を守ってくれる

 

社会的なつながりは有益であり、一方孤独は命取りになる

・大切なのはつながりの数や有無ではなく、その質である

 

良い関係性は体だけでなく脳(認知機能)も守ってくれる

 

ゆるく広いつながりほど健康に良い

・フェースブックへの熱中し過ぎには要注意

 

 

 

第3章 地域の「つながり」も、私たちの健康を左右する

 

50代 の人間関係で、老後に健康かどうかが決まる

 

・つながりの強い地域の死亡率は低い

 

・地域のつながりづくりは健康づくりのキモ
 

ほどほどの付き合いが、健康寿命を延ばす 

 

 

 

 

 

 

第4章 不仲な夫婦関係は、独身よりも体に悪い

 

配偶者は最も近い存在であるだけに、その影響はプラス方向にもマイナス方向にも大きい

・定年退職後に妻に冷たくあしらわれる夫 

  

 

妻の幸福度は、夫の定年退職で低下する 

配偶者との関係が悪いと、心疾患のリスクが39%アップ

 

 

 

第5章 同僚があなたの寿命を縮める

 

・つながりのある職場は働く人を健康にする
 

職場の人間関係に打たれ弱いのは、ホワイトカラーの男性

  

 

 

第6章 人生100年時代のつながり方

 

・社会参加活動の健康効果… スポーツのグループ活動の効果

・お茶に集まるだけでも健康に

 

 

 

 

この本の評価

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.0

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

著者

村山 洋史

1979年三重県生まれ。2009年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了(保健学博士)。東京都健康長寿医療センター研究所、ミシガン大学公衆衛生大学院を経て、15年より東京大学高齢社会総合研究機構・特任講師。12年日本公衆衛生学会奨励賞、15年公益財団法人長寿科学振興財団長寿科学賞を受賞。専門は、公衆衛生学、老年学人々のつながりや地域の文化・風土が健康に及ぼす影響について研究している。

 

 

 

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