「西洋医学の限界 なぜ、あなたの病気は治らないのか」2019/8/24 岡部哲郎 88点 [♯190]

日本はいま、西洋医学に頼り切った医療が限界を迎えています。
 
 
 
一方、世界に目を向けると西洋医学では治療が難しい病気に、「代替医療」で対応する国が増え、とくにひとりひとりの体質にあわせた治療ができる中医学に、大きな注目が集まっています
 
 
 
 
約20年間、東大病院で抗がん剤の新薬開発に没頭したことで得た経験と、その後に中医学という新たな医療に身を投じたことでわかった、病気を完全に治すために、あなたやあなたの家族に必要な方法を著者である岡部哲郎医師が解説する一冊です!
中医学とは、それぞれの人の症状に合わせた「オーダーメイドの治療法」
体に問題を抱えている人の体質から生活環境までを総合的に考慮して治療法を決定します。
 
 
 
対して西洋医学は、科学的な見地から治療法を考えるため、検査にあらわれない体の異常は、病気とは見なされません。
 
中医学は“人を診る”。西洋医学は“病気を診る”
 
 
 
この違いが、病気を完全に治せるのか、症状を抑えることしかできないのかという大き な違いとなって患者さんに降りかかるのです。

 

 

 

これまで、西洋医学の医者に見離された認知症や緑内障、糖尿病、重症喘息などの症状をもつ患者さんたちを数多く救ってきました。

こんなあなたにオススメです

 

・通院していて、薬を飲み続けている

・長年体調が思わしくない

・家族、友人が重い病気にかかっている

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

はじめに

 
ある日、知人に紹介された病院で見た女性患者さんによって、著者である岡部先生の医師人生が一変します。

 それは、西洋医学では太刀打ちできないアルツハイマー型認知症の患者さんが回復するという驚きの成果でした。 西洋医学から見れば“奇跡”とも言われかねないこの出来事。

 
 それを可能にしたのが、中国伝統医学(中医学)に基づいた漢方薬の処方でした。

西洋医学には限界がある

 この事実を知っても、頭痛がしたら痛み止めを飲み、血圧が上がったら降圧剤を服用し、冬場が近づいたらインフルエンザワクチンを打つことをやめない方が、大勢いるのでしょう 

 

 だから、あなたの病気は治らないのです! 

 

 

 

 

第1章 医者があなたの病気を治せないこれだけの理由

・老化現象は老眼から。放っておくとすべての内臓がダメ になる

 

精神安定剤を服用すると寝たきりりや認知症になる 

  

 

 

薬を飲み続けても治らない、たったひとつの理由

 たいした効果が期待できず、病気が治ることはなく、そのうえ副作用のリスクも抱えているという西洋医学の薬の実態

 百害あって一利なし。時間とお金と体力の無駄です

・「3分診療」で医者にわかることはゼロ
80歳以上は血圧を下げても死亡率は下がらない
 にもかかわらず、降圧剤を処方したがる医者は世の中にたくさんいます
・花粉症の薬には失明のリスクがある
・抗うつ剤の重い、重い副作用
 
 うつ病の原因は、脳細胞の栄養不足

・糖質制限が緑内障を招く     

 
 
 

第2章 それでもあなたは絶望しなくていい

 
世界中の目がいま、西洋医学以外の医療に向けられている
 
・ハーバード大から火がついた「補完代替医療」(統合医療)の試み
体質改善こそが病気を遠ざける第一歩
 
 
 
 

第3章 中医学に頼るべき病

日本人の「失明原因第1位」緑内障は完治可能!
 
 
 
 
 

第4章 一生健康に長生きするための心得

・「病名探しの旅」に出てしまう患者になるな
  体が感じている違和感を大切にする
 
 
 
・「なんとなく調子が悪い」を放置するな

 

 

 

 

 

この本の評価

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.0

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

著者

岡部 哲郎

医師。東京大学大学院医学部客員研究員。「岡部漢方内科」院長。1948年生まれ。群馬県出身。元東京大学大学院医学系研究科漢方生体防御機能学講座特任教授。元日本東洋医学会常務理事。

高校時代に原因不明の難病にかかり、いまの医療では病気を治せないことを身をもって経験する治療法を自ら編み出さなければならないと、医師を目指すことを決意。東大医学部に入学し、東大病院にて当時最先端の抗がん剤研究・開発に約20年間携わる。

だが、一定の成果が出たところで、再び西洋医学の限界にいき着き、新たな道を求め、中国伝統医学の高名な漢方医・林天定一門に師事目の前でアルツハイマーの患者が、処方された薬を飲んで徘徊しなくなったという、驚きの結果を目の当たりにし、東大大学院医学系研究科漢方生体防御機能学講座にて、中医学の研究を行なった。

東大病院を退職後、渋谷にあったクリニックを経て、現在は西洋医学をベースに中国伝統医学による自由診療を行なう岡部漢方内科で、主に西洋医学では根治不可能な難病の治療にあたるとくに緑内障の治療に関しては、医者から見離された患者の視野を回復させ、さらに完治させるという驚きの成果を上げている。

また、東大大学院の客員研究員に復帰し、中医学の研究に携わる。海外の医学会で多数論文を発表し、中医学の啓蒙活動も行っている。

 

 

 

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