40年以上健康づくり運動をやってきた70歳の医師である著者がたどり着いた『最強の筋活』について実際にやっているとてもシンプルな方法だけを紹介している一冊です。
スクワットで太ももを鍛えることで、夢の若返りホルモン“マイオカイン”が分泌する。
「かかと落とし」でかかとに刺激を与えると、オステオカルシンという骨ホルモンが分泌され、骨を強化してくれます。
さらに、膵臓に働きかけて血糖値を下げる働きもあるのです。
認知症、脳卒中、がん、糖尿病、高血圧、脂肪肝、フレイルの予防に効果が期待できる。
長年、全国を飛び回って、健康づくりをテーマにした講演会を続けてきた鎌田實さん。
3年前、体重が80キロまで増え(身長は171センチ)、同時に体力の衰えを感じるようになったことをきっかけに、著者自身も講演で推奨してきた「スクワット」と「かかと落とし」を毎日ていねいに行うように心がけたところ、3年たって、体重は9キロ減、ウエストは9センチ減。
さらに、血糖値や血圧、コレステロール値などが正常になったのです。
「80歳までイラクの難民キャンプに行って、 90歳になっても芝居や映画を観にいける足腰と認知機能を持ち、93歳まで趣味のスキーを楽しみたい」と夢を抱いています。
場所を選ばず、道具も必要のない「スクワット」と「かかと落とし」。
何歳になっても元気に活動をするために、今日できる簡単な運動を始めてみませんか！
こんなあなたにオススメです
・「運動なんてとても」としりごみをしている
・よく疲れを感じる
・気力がわかない
オススメ、共感を得たフレーズ
はじめに
・ピンピンコロリの答えは「筋活」だった
⇒体はもちろん、メンタル・こころにも脳にも良い筋トレは強くオススメします！
第１章 まずは体づくりから 鎌田式らくらく筋活
・続けて１５年！いつでもどこでもできる「鎌田式スクワット」
・骨密度１３０％をつくった「鎌田式かかと落とし」
・駅までの移動や買い物に行くときなど日常の歩く時間に取り入れてほしい「速遅歩き」
第２章 たんぱく質が筋肉をつくる 食事も大切な筋活です
第３章 体が整ったら、心の筋活 人生最後の日までピンピン生きるために
終わりに
・一度きりの人生を最後まで楽しむには「脱・自縛」
⇒健康法があふれていますが、中にはガマンを強いるものもありますよね。
楽しくやることが基本というのは、強く同感します！
この本の評価
■内容 ：４．５
■読みやすさ ：５．０
■実践しやすさ ：５．０
■健康リテラシー：４．０
■総合 ：４．５
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました！
著者
鎌田實
1948年、東京都に生まれる。1974年、東京医科歯科大学医学部卒業。1988年、諏訪中央病院院長に就任。地域と一体になった医療や、食生活の改善・健康への意識改革を普及させる活動に携わる。2005年より同病院名誉院長。
チェルノブイリ原発事故後の1991年より、ベラルーシの放射能汚染地帯へ医師団を派遣し、医薬品を支援。2004年からイラクの4つの小児病院へ医療支援を実施、難民キャンプに5つのプライマリ・ヘルス・ケア診療所をつくった。
国内の活動としては、東北を始めとする全国の被災地に足を運び、講演会、支援活動を行っている。近年は、健康づくり、介護をテーマとした講演会が増えている。
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