今を生きる上での悩みや苦しみについてあなたの支えとなる一冊です。
3年前の発刊時にも読みましたが、25万部のベストセラー本です。
ホスピス医が教える、人生にとって大切なこととは――。
「もし、今日が人生最後の日だとしたら。あなたはどう生きたいですか?」
最後の瞬間まで、仕事に全力を注ぎますか?
それとも、愛する家族とともに過ごしますか?
健康なうちに読むことで、これからの人生を考えるヒントが詰まっています!
こんなあなたにオススメです
・余命宣告をうけた家族がいる
・家族を介護している
・家族が医療施設に入院している
オススメ、共感を得たフレーズ
第一章 明日の自分に宿題を残さず、今日を生きる
○「最後の日」を正しく迎えるために、一日一日をきちんと終えていく
明日がないとういうのは究極の絶望ですが、そこで人は苦しむのではなく、大切なことを学ぶ
○何でもない今日に感謝できる人は、本当の幸せを知っている
⇒人はふだんの当たり前に、毎日感謝し続けることが難しい…
○やらずに後悔して、この世を去ることが一番つらい
⇒やりたいことをリスト化して、健康なうちに着実にやっていくことが何より大切ですね
○残された時間が少なくなると、「丸裸の自分」が見えてくる
第二章 人生最後の日に何をするか
○最後の一日は、「人生に納得する」ためにある
○老いて、病いを得ることで、人生は成熟していく
一番大切なものを人にゆだねられるか
○誰かに看取られて、この世を去れるなら、それ以上の幸せはない
第三章 苦しみから、人は多くのことを学ぶ
○苦しみは決して「悪」ではない
○最後の日が近づくとあなたに「支え」が現れる
○相手を100%理解する必要はない
○人のために灯をともせば、自分の前も明るくなる
○大切な人へ手紙を書くと死が怖くなくなる… ”ディグニセラピー”の9つの質問
第四章 二八〇〇人を看取ってわかったこと
○使命感を持って進むとき、道はひらける
⇒V.E. フランクルの「夜と霧」を思い出します。
生きなければいけない理由がある人は生命力が強いということですね
○人は後悔せずには生きられない
○肉体が死に向けて、きちんと準備を整えてくれる
赤ん坊が大きくなるのとは逆の道をたどる
この本の評価
■内容 :4.5
■読みやすさ :5.0
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー: -
■総合 :4.5
後悔のない人生を過ごしてきたと胸を張れる人は、多くいません。
どんな人生を過ごしてきても、死の絶望を目の前にすると、人は恐れ、悲しみ、後悔をします。
「人はどう生きればいいのか」
「どういう死が満足できるものなのか」
2800人を看取ったホスピス医の患者さんとの実体験などに基づく言葉にはたいへん説得力があります!
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
小澤竹俊
1963年東京生まれ。87年東京慈恵会医科大学医学部医学科卒業。
91年山形大学大学院医学研究科医学専攻博士課程修了。救命救急センター、農村医療に従事した後、94年より横浜甦生病院ホスピス病棟に務め、病棟長となる。
2006年めぐみ在宅クリニックを開院。これまでに2800人以上の患者さんを看取ってきた。
医療者や介護士の人材育成のために、2015年に一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会を設立。一人でも多くの人が、生きてきてよかったと思える最期を迎えられるよう、力を尽くしている。
関連おすすめ(Amazonカスタマーレビューなどの高評価からも厳選)