重症の肺結核を自然療法によって自ら病気を克服した著者は、ロングセラー本の『家庭でできる自然療法』『手作り食品』『やさしいお母さんの栄養学』『食生活が人生を変える』『「免疫力が高い体」をつくる「自然療法」シンプル生活』など多数出版しています。
その確かな理論と実績に、全国から勉強に訪れる人も多い。
「本物の生き方」哲学に根ざした厳しくも温かいその指導は、多くの人の尊敬と支持を集めています。
こんなあなたにオススメです
・長年体調が思わしくない
・疲れやすい、生活習慣病予備軍の方
・家族の病気が治らない
オススメ、共感を得たフレーズ
はじめに ―なぜ「自然療法」が体にいいのか
・病気というのは、これまでの「生き方」「生活習慣」をも直しなさい、という天からの親切な手紙なのです
第1章 病気は体内の「調和がくずれたところ」に発生する
・病気は不幸ではなく、むしろ不自然な生活や生き方に気づかせてくれた、またとないチャンス
・病から解放されるには、”病の原因が自分自身にある”と素直に認めることです
・体は自然からのいただきものなので、自然が作り出す食べ物で生命力を保つことができる
第2章 「今日とる食事」があなたの運命を変える
・母親の食習慣は、こどもの生涯を支配する
幼い子どもの病気は、胎児だったころの母親の食生活が大きく影響している
第3章 自然の「見えない力」を味方につける秘訣
・玄米を食べ続けても、ゆとりがないとがんになる
・「病を治す」ことより、「病に学ぶ」ことが肝心
第4章 喜びの体験談 治らないといわれた病も克服できる
・外食産業の増加とともに、子どもを産めない女性も増えている
・現代医学では、痛み苦しみを薬で止めますが、体質も細胞も変わっていないから。本質的には治らない
第5章 イラスト図解 自然療法の食事と手当て法
終わりに―病気は“治す”ものでなく、“学ぶ”ものです―。
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :5.0
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:5.0
■総合 :4.5
「体は自然からのいただきものなので、自然が作り出す食べ物で生命力を保つことができる」ことが、第4章の体験談で立証されています。
スピリチュアルな面の必要性も説かれていますが、西洋医学を全否定しているわけでもなく、なにより、著者本人含め難病からの奇跡的な回復実績には、説得力があり、再現性もあると確信できます。
クスリに頼らず、手術もしないで、気持ちよく、病気が治る。頭がクリアになり、若返って、病気にならない身体になっていく。そんなオススメの良書です!
本ブログもおかげさまで3か月越えとなり、本日100冊目の紹介となりました!!
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
東城百合子(とうじょう・ゆりこ)
自然食、自然療法の大家として知られる。大正14年、岩手県生まれ。昭和17年、当時日本の栄養学の草分けだった佐伯矩博士に師事、栄養士となる。
昭和24年に重症の肺結核となったが、自然療法によって自ら病気を克服。それをきっかけに健康運動をはじめる。国際栄養研究所所長、国連保健機構理事のW・H・ミラー博士に師事、ますます情熱を燃やす。35年には沖縄に渡り、全島に健康改革の灯をともした。
その後、東京に居をすえて、自然食料理教室、栄養教室、生活塾、講演活動などに力を注ぐ。昭和48年5月、月刊誌『あなたと健康』を創刊し、以来、出版活動と共に健康運動を進め、今日に至る。
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