こんなあなたにオススメです
・老いた親など、困った行動をする高齢者が身近にいる
・高齢者全般、高齢者に近い将来になる
・高齢者と接することが多い介護施設の職員や医療関係者
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 老人の困った行動3大ド定番
・都合の悪いことは聞こえないふりをする
80代以上では7割以上が難聴、高い音で特に若い女性の声が聞こえにくくなる
話すコツは三つ「低い声で、ゆっくり、正面から顔をみて」
・突然、「うるさい!」と怒鳴る。でも、本人たちは大声で話す
耳鼻科で書類をそろえて、補聴器を安く買おう
難聴が、認知症を加速させている
第2章 いじわる
・「私なんて、いても邪魔でしょ?」など、ネガティブな発言ばかりする。
ネガティブな発言を封じるのは逆効果
・伴侶に先立たれた高齢者は、自殺する可能性が高い
・せっかくつくってあげた料理に醤油やソースをドボドボとかける
老化すると味覚が落ちてきて、塩分は“12倍”ないと若い頃と同じに感じない
第3章 周りが大迷惑
・信号が赤に変わったのに、ゆっくり渡っている。信号が元々赤なのに、堂々と渡ってくる
・指摘はできないが、口がそこそこ臭い
・忘れたのではなく、最初から聞こえていないことも多い
第4章 見ていて怖い、心配…
・自分の家の中など、「えっ、そこで!?」と思うような場所でよく転ぶ
高齢者の事故現場で最も多いのは家の中で77.1%
・お金がないという割に無駄遣いが激しい。
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
老いた親の行動に、諦めなくて済む。
高齢者の困った行動の原因となるのは、ほとんどが認知症や頑固な性格よりも、老化による体の変化「老化の正体」だったのです。
本書では、この「老化の正体」と、その対処法として手軽にできる方法を、医学的にやさしく解説しています。これらを知ることで、周囲の人はイライラせずに冷静に対処できますし、高齢者本人は卑屈になることが減ります。
まさに、周囲の人と高齢者でWin―Winの関係を構築し、少しでも快適な生活ができることを目指した一冊です。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
平松 類(ひらまつ・るい)
医師/医学博士。愛知県田原市生まれ。昭和大学医学部卒業。
現在、昭和大学兼任講師、彩の国東大宮メディカルセンター眼科部長、三友堂病院非常勤医師・眼科専門医・緑内障手術機器トラベクトーム指導医として勤務している。
のべ10万人以上の老人と接してきており、老人が多い眼科医として勤務してきたことから、老人の症状や悩みに精通している。医療コミュニケーションの研究にも従事し、シニア世代の新しい生き方を提唱する新老人の会の会員でもある。
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