両親が元気なうちに、するべきことのすべて
親の通院、介護、片付け、保険、葬儀、お墓、相続、遺言
自分の仕事、職場、家族、兄弟、お金
「もしものこと」はいつか必ず、そして突然すべての人にやってきます。
下流老人に陥ってしまう最大のきっかけといわれるのが、親の介護のために離職を余儀なくされるということです。
一夜明けると親の問題が勃発して、それまで考えていた人生とはまったく過ごし方が異なるものになってしまうということが起こっているのです。
本書で、「親のもしも」をシュミレーションし、親には少しでも長く自立していてもらい、キャリアを継続していくための環境を整えていくことが学べます。
こんなあなたにオススメです
・長く親から離れて生活している
・「死」は遠い将来のことと思っている
・介護状態をイメージできない
オススメ、共感を得たフレーズ
0 仕事や家族のことで忙しい人ほど気をつけないといけない
・「片道一時間未満」のところに暮らす子どもは3割未満
・何もしないのは最大のリスク
1 親も自分も幸せに暮らしていくために
・親の状況は毎日のように変わっている
・自分の家族が壊れてはなにもならない
・もしものことがあった時、やはり頼りになるのは近くに住んでいる親類縁者
・「年老いた親は、もう今までの親とは違う」という認識を持つことが大切
・免許が返納できても、外出が減ると老化がさらに進行する…
他の交通手段の有効活用が大事
2 帰省時のチェックポイント
・親の生活範囲、日常行動を知っておく
・書類の確認、生活費(生命保険など)のみなおし
3 突然の「もしも」のことが 起こったときの知恵
・親が元気なうちから何でも頼りになる「地域包括支援センター」
・認知症にならないための生活習慣
・高齢者詐欺が横行する世の中
⇒3カ月前に「録音メッセージ機能付き」電話に、切り替えたら怪しい電話が一切なくなりました!オススメです!
4 介護という問題に対処する知恵
・介護認定次第で天国か地獄か!?
5 必ずやってくる「死」について最低限おさえておくべきこと
この本の評価
■内容 :4.5
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.0
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
3人に1人が仕事との両立に不安を感じている。増加の一途の介護離職者。
そのような社会状況に対応する介護保険などの制度は拡充されつつあるものの、これらは「申請」しないと適用されないため、知らなかったというだけで無駄な費用を払い、損してる人がゴマンといます。
なので、制度の全体像を事前に知っておくことがたいへんに重要になりますね。
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
窪田剛(くぼた・たけし)
1953年 石川県生まれ。書籍編集者としてキャリアをスタートし、ビジネス、実用、社会をテーマに700冊以上の書籍を手掛ける。現在は、生活情報に関する書籍、Webの執筆を通じて創作活動に携わっている。
自らの25年間の会社員時代の経験と、地域、行政、多くのビジネスマンへの取材を通じて本書を執筆する。埼玉県在住。
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