「睡眠薬中毒」2016/3/16 内海 聡 93点 [♯195]

日本では4人に1人が不眠症といわれ、睡眠薬の消費量は世界一
 
 
 
欧米の製薬会社にとって、日本は一番の”在庫処分国”になっている
 
 
 
 
副作用が少ないとされているが実際には依存性があり、飲みはじめるとやめるのは難しい。 
 
 
 
 
 
 
手軽に処方されるにしてはあまりにも怖いクスリについて、睡眠薬の依存から脱するためにはどうしたらいいのかを、著者である内海医師がわかりやすく解説する一冊です。
 
 
 
 
 
悩みがあれば眠れないのは当然なのにすぐ処方され、眠りが浅くなる高齢者への処方はごく一般的成人だけでなく、発達障害者の子供に対しても処方されるようになった。
 
 
 
 
 
「ゲートウェイ・ドラッグ」と言われ、睡眠薬をきっかけに、うつ病に発展していくことは一部では知られている事実である。認知症のリスクが、飲まない人に比べて高まるともいわれている。 
 
 
 
 
どのような危険があるのか。
市販の「睡眠改善薬」と処方される「睡眠導入剤」の違い、日本人と睡眠、製薬会社と薬の歴史、薬を飲まない・減らすようにするにはどうしたらいいのかが理解できる良書です!

こんなあなたにオススメです

 

・睡眠薬を飲むことがある

・睡眠薬を常用している家族がいる

・睡眠薬の副作用は少ないと思っている

 

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

第1章 睡眠薬は不幸の入り口

 

・睡眠薬の真実

 睡眠薬には、不眠を治す力はなく、ただ脳を強制的に麻酔しているだけ! 

 睡眠薬がつくる睡眠では、真の睡眠効果が得られない

 

 

 

・軽い不眠からオーバードーズ(薬をまとめて飲む)、自殺未遂へ

定義を変えて病気をつくり、利益を増やすのは医者と製薬会社の常套手段
 
 
 
不審死の裏に睡眠薬あり
 
 
 
内閣府の「睡眠キャンペーン」で逆に増えた自殺
 2010年から自殺対策の一環として中高年男性をターゲットに始めた 
 
 
 
 
ストレスチェックの義務化は新たなカモ探し
    
  
 
 
 

第2章 つくられた眠りの正体

 
・睡眠薬の眠りは、ノックアウト型
 睡眠薬での眠りは、つくられた眠りなので熟睡できていないため、疲れはとれない

第3章 睡眠薬の正体

 
睡眠薬は向精神薬の一種
 
 イメージ緩和のために「導入剤」と呼ぶ
 
 
 
 
・ある報告書では、医院経営のメリットとして「常用量依存を起こすことにより、患者が受診を怠らないようになると挙げているように、薬漬けにして利益を得ることは当たり前のことになった。 
・睡眠薬は、眠れなくなるクスリ
 依存性があるため、睡眠薬がないと眠れなくなる 
 
飲めば飲むほど日常の不安が増す
 睡眠薬を飲むのは脳細胞を殺す行為
 認知症のような症状が出やすくなる… 認知症の発症リスクが3.5倍 
 
 
 
 

第4章 歴史は繰り返される―睡眠薬の歴史

 
・精神医学界と製薬業界の思惑とは
 現代の精神医学は、「病気」をつくれば儲かるということを前提にしている
    
 

 

 

 

この本の評価

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:5.0

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

著者

内海 聡

1974年、兵庫県生まれ。筑波大学医学専門学群卒業後、東京女子医科大学附属東洋医学研究所研究員、東京警察病院消化器内科、牛久愛和総合病院内科・漢方科勤務を経て、牛久東洋医学クリニックを開業。現在、断薬を主軸としたTokyo DD Clinic院長、NPO法人薬害研究センター理事長をつとめる。

 

 

 

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