学会・厚労省を揺るがす大問題作!
4年前の発刊ですが、当時マスコミが取り上げることができないほど知られては困る ”真相” が語られています。
自然放射線10年分の被曝、大腸に穴、死亡例も―それでも国民の1割が毎年受け続ける恐怖の内情をジャーナリストだから暴露できる一冊です。
全国で年間1000万人が受診するバリウム検査。
しかし、実際には技術は古くてがん発見率は低く、しかも事故が多く患者を大きな危険に晒すものであると専門医は批判する。
それでも制度が改まらないのは600億円という巨大な利権があるからだ。
厚労省や自治体の天下り組織が検査を推奨・実施し、メーカーや医者・病院も潤う。
進化の著しい内視鏡検査に加え、最新式の「リスク検診」ならば、発見率向上に加え医療費4200億円削減の効果もある。
こんなあなたにオススメです
・毎年、バリウム検査を受けている
・バリウム検査で気持ち悪くなることが多い
・再検査で内視鏡検査を受けたことがある
オススメ、共感を得たフレーズ
プロローグ
・検査で重大な事故が発生していること、医師たちが疑問を抱きながらも、声をあげられない理由
「原子力ムラ」ではならぬ「検診ムラ」ともいうべき存在
医師は、内視鏡検査を選択し、バリウム検査を受けていない!!
第1章 受診者が知らない重大事故と被曝
・知られざる大腸破裂と放射線被曝被害
・医療被曝が原因のがん患者は、欧米が0.6~1.8%なのに、日本は3.2%のダントツの世界一!
第2章 隠された死
第3章 検診ガイドラインの迷走
・「検診ムラ」に巣食う600億円利権と天下り天国
・バリウム検査を批判するのは医学界ではタブー!!
⇒医者本人が受けないのに、患者には受診させる「ガイドライン」が問題!
第5章 胃がん見逃しに5つの理由
第7章 胃がんリスク検診をめぐる攻防
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
岩澤 倫彦
1966年、札幌生まれ、ジャーナリスト、ドキュメンタリー作家。1999~2014年まで「フジテレビ・ニュースJAPAN」調査報道班チーフディレクター。救急医療、脳死臓器移植、原発事故問題などを報道。「血液製剤のC型肝炎ウィルス混入」スクープで、2002年度・新聞協会賞、米・ピーボディ賞。
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