「先生、医者代減らすと寿命が延びるって本当ですか?」2015/9/30 近藤 誠,倉田 真由美 92点 [♯148]

実は恐ろしいクスリ・ワクチンの副作用、検診・治療のリスク、話題の健康法のウソ・ホントなど。マンガでよりよくわかる、「家庭の医学新常識」をまとめた一冊です。

 

 

私たちがクスリや検診、病院に対して持っている疑問や不安に真っ向から答える39問39答。

 

 

 

 

本書は、マンガ家であり母親でもある“くらたま”が、ホンネの疑問を近藤誠医師にぶつけているところ。

解答を聞いた後の正直な感想・意見も収録しています。

 

 

医者、クスリ、検診、ワクチンなどの「あるある」ネタをマンガでわかりやすく紹介。

近藤誠医師の専門分野であるがん治療に関しても、わかりやすく解説しています。

 

 

 

 

こんなあなたにオススメです

 

・小さなお子さんのいるパパ、ママ

・日本の医療に疑問を感じることがある

・家族、友人が入院、治療を受けている

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

1章 クスリとワクチンは安全か?

 

・「市販の風邪薬は本当に効くの?」… ウイルスが体内に残り、風邪が長びく

⇒副作用などのデメリットだけでメリットなし。自然治癒にまかせるのがいちばん!

 

・「頭痛薬、頻繁に飲んでも大丈夫?」… 重い副作用を引き起こす可能性あり

⇒効果が強力なので、副作用も強力!!

 

 

 

 

 

「子宮頸がんワクチン」は危険すぎるうえに予防効果がないので打ってはいけない!

 

・インフルエンザ薬服用後に起こる脳症は「薬害」

 

・「ステロイド」はリバウンドが大きく断薬が難しいため、アトピーには最初から使わない

 

 

 

2章 「いい医者」と「いい病院」の見分け方

 

・「いい医者」… あいさつをするか、服装がだらしなくないか、患者の目を見て話すか、質問にきちんと答えてくれるか、検査データの貸し出しを渋らないか…

 

 

・「いい病院」… 豪華さや最新設備で人気の病院は要注意!

 「いい病院ランキング」はあてにならない

 

 

「大学病院」は新薬や治療法の実験台にされるケースも多い

 有名な大学ほど製薬会社からのオファーも多い

 

 

 

3章 「検診」と「定期健診」は必要か

 

・健康診断を受けても長生きするというデータはありません

 有効どころか、むしろ寿命を縮めるという研究結果が

 自覚症状もないのに受ける検査はすべて不要!

 

 

日本人のがんの3.2%は診療(CT、レントゲンなど)中の被ばくによって引き起こされている

 MRIの磁気はとてつもなく強力

CT、MRIなどの高額機械は、たくさん使わないと元がとれないため、「”とりあえず検査”しましょう」が日本医療の実態です

 

 

 

 

 

この本の評価

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :5.0

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

 

著者

近藤誠

1948年東京生まれ。慶應義塾大学医学部放射線科を2014年3月に定年退職。「乳房温存療法」のパイオニアとして知られ、安易な手術、抗がん剤治療を批判。現在「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を運営。『患者よ、がんと闘うな』(文藝春秋)ほか著書多数。2012年菊池寛賞受賞 。

倉田真由美

1971年福岡生まれ。一橋大学商学部卒業。1995年、ヤングマガジンギャグ大賞で漫画家デビュー

 

 

 

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