がんという病気を正しく理解して、がんと「上手につき合いながら」生きるための一冊です。
がんという病気を理解して正しくつき合えば、がんはもう怖くない!!
がんと「つき合いながら」生きるための正しい知識&ステップ86
「がんかもしれない……!」の
心構えから検査、
入院手術や最新治療、
術後の過ごし方、
主治医の選び方、
面談の仕方、
免疫力を上げる食事、
がんという病気のわかりやすい解説……まで、
正しい知識と具体的なステップを、
京都府立医科大学前学長の“世話好き”先生が医療サイドの立ち位置ながらも患者目線でひとつひとつ解説しています。
こんなあなたにオススメです
・家族、友人ががんにかかっている
・がん家系のかた
・主治医の診断、治療などに少し疑問を感じることがある
オススメ、共感を得たフレーズ
はじめに がんになるのは怖くない
・「治療がむずかしいがんと」診断されてもあきらめないことが大切
Part1 「がんになる」用意
・加齢によりがん細胞を退治する免疫細胞が少なくなる
⇒免疫力を高めることが大切になります
Part2 がんと宣告されたら
・「がん宣告」されても動じない
がんは、もはや糖尿病のように慢性疾患のひとつ
⇒日本語の「がん」という”音の響き”がよくないという説もあるくらいですが、あえて重いネーミングを選んだ可能性も高いです
「がん=死」という刷り込み、洗脳も日本独自の”文化”になっていることも問題です
Part3 治療法選び 医師選び
・治療の評価は「延命効果」
⇒治すことではなく、どれだけ長く生きられるかということで評価することが”治療”という現実!
・治療法は最後「自分で決める」
⇒高血圧などなら、医師は患者に選択してもらうことなく治療法を決めてしまうけれど、命にかかわる重い病気の場合は、素人である患者に選択、判断をゆだねるのが、訴訟回避のためのいわゆる標準診療になります
「先生におまかせします」が、患者の意志・決断なってしまいます
・セカンドオピニオンで「これは」と思える医師に出会うまで、納得するまであきらめずに自分の足で探し回るしかない
Part5 入院して治療する
・食事で「免疫力アップ」
⇒栄養学を学んでいない医者は、治療に専念していることがほとんど
(というか、専念せざるを得ない医療の環境であることが多いのが実態)
ただ、そもそもがんの原因が生活習慣であることが多く、”食”を見直す栄養指導も本来必要です
Part7 私の理想のがん治療
・「楽しむ」ことも治療
食事だけでなく、五感に良い刺激を与えながらの治療…
四季を楽しみながら、自然に触れる、アニマル・森林セラピー、、、
この本の評価
■内容 :4.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.0
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
吉川敏一
1947年京都府生まれ。医学博士。京都府立医科大学前学長。公益財団法人ルイ・パストゥール医学研究センター理事長。1973年、京都府立医科大学卒業。アメリカ・ルイジアナ州立大学客員教授、東京大学先端科学技術研究センター教授などを経て、2000年、京都府立医科大学医学部教授に。2011年、同大学学長に就任。2017年より現職。アンチエイジングやフリーラジカル研究の世界的権威として知られると同時に、免疫療法・温熱療法を取り入れたがん治療を提唱・実践し、多くのがん患者を救ってきた。
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