かつて「歩く添加物辞典」「食品添加物の神様」と呼ばれていた男が、自分の売った添加物でつくられたミートボールを自分の娘が頬張る姿に衝撃を受け、
つとめていた食品添加物商社を退社し、一冊の本『食品の裏側』を書いたのが2005年、日本社会に大きな衝撃を与え、60万部のベストセラーとなったのです。
そして9年後の2014年。著者の安部司氏が、新たな祈りを込めて書き下ろしたのが、この『食品の裏側2 実態編』です。
安部司氏はなぜ第2弾を書いたのか。
それはこの9年間で食品を巡る実態が改善されるどころか、さらに深刻化しているからです。
今2019年、5年経ちましたが、状況は変わっていないので今回あえてブログに掲載します!
本書ではコンビニ弁当など日常的に大量消費されている食品を題材に、食品添加物の驚くべき実態、表示方法の唖然とするような真相を詳細に解き明かし、食品の安全と安心について前作以上に深く掘り下げています。
具体的な対処法、対応策などについて多くのページを割いているのも本書の特徴です。
私たちは生活と健康のベースとなる「食」とどう向かい合っていくべきなのか。
それを真剣に考えさせてくれる現代日本人にとって必読の書です。
こんなあなたにオススメです
・コンビニで食品を買うことが多い
・外食が多い
・家族(特にお子さん)に安全な”食”を提供したい
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 激安ハンバーグ弁当の裏側
・驚くべきことは、白いご飯にも添加物が使われています… 安くて日持ちがする
第2章 添加物なしにはつくれない食品
・安い(フェイク(もどき)、簡単、便利、きれい、オイシイ(濃厚な味)
第3章 添加物の認可をめぐるおかしな現状
第4章 限りなくブラックに近い添加物
第5章 添加物が本当に怖い理由
第6章 私たちは添加物とどう付き合えばいいのか
第7章 私たち消費者も添加物、農薬を求めている
第8章 添加物を減らす生活
第9章 お母さん、ごめんね、ありがとう
この本の評価
■内容 :4.5
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
安部 司(あべ つかさ)
1951年福岡県生まれ。山口大学文理学部化学科卒。総合商社食品課に勤務後、無添加食品の開発・推進、伝統食品や有機農産物の販売促進などに携わり、現在に至る。
熊本県有機農業研究会JAS判定員。経済産業省水質第1種公害防止管理者。工業所有権 食品製造特許4件取得。
食品添加物の現状、食生活の危機を訴えた『食品の裏側』(東洋経済新報社)は60万部を突破するベストセラーとなり、大きな反響を得た。
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