「最高の死に方と最悪の死に方」2018/8/27 近藤誠  90点 [♯43]

 

今日は、「平穏な死を迎えるために今からできること」についての現代のがん治療、過剰医療に警鐘を鳴らし続けてきた近藤誠医師の最新レポート本です。 

 

 

こんなあなたにおすすめです

・ご自身、ご家族が重い病気と告げられた

病気を患っている

人生の最期で後悔したくない

・今健康な方

 

 

共感を得たフレーズ

なるべく医療から遠ざかって暮らすことが、安全に長生きでき、ひいては、安らかな最期につながるたった一つの方法なのです。

 

 

 

気になったフレーズ

 

本人も家族もつらいだけの終末医療に税金がジャブジャブ使われている

 

・介護現場スタッフは「延命」を受けたくない

・「孤独死」は、亡くなる本人にとっては「幸せなご臨終」であることが多い

 

手術でがんが「暴れだす」、傷あとにがんが「もりもり育つ」、  抗がん剤で急逝した梨本さん

降圧剤で脳梗塞やがんが増え、死亡率が3割上がる

 

 

欧米には「食べられなくなったらおしまい」という文化があるから胃ろうも点滴もしない 

 日本だけ変わってしまったのは、1961年の国民皆保険から 

 

欧米の医学界では「検診で人命は救えない」ことはもはや常識なのに、日本でさかんなのは検診関係者の生活の糧になっているから 

 

 

 

目次

第1章 「安楽死で死にたい」という願い

第2章 日本で実施されている”安楽死”

 

第3章 延命治療で失われる「尊厳」

第4章 医療から遠ざかるという選択

 

第5章 いまの時代のさまざまな死に方

第6章 がん治療は「苦痛死」を引き寄せる

 

第7章 不要なクスリはボケ、早死にのもと

 

 

 

 

患者を寝たきりで延命させることが「メシの種」になっている、日本の医療の現実。

どういう状態でも患者さんが長生きしてくれると病院収入が安定する。

 

 

さらに、たいていの高級老人ホームでは、死亡すると入居一時金(数千万円~1億円)を返済する必要がなく、新たな入居者を募り一時金が入る。

 

 

書も近藤医師は、命に関わる”業”が、利益重視のビジネスになっていることに対しての強い警鐘をとなっています。

 

 

 

誰しもが穏やかな最期を望んでいるのに、どうして日本では実現できない人が多いのか。

芸能人も含めた「死に方」の事例とともに、日本の終末医療の現状と課題を解説しています。

 

 

 

医療業界のどまんなかの医師の立場にいながらも、延命至上主義と薬漬けの医療に「NO」と言い続けてきた勇気ある医師が書いた人生100年時代の「終活の医療編」の良書です。

 

 

 

 

 

著者

近藤誠

1948年、東京都生まれ。「近藤誠がん研究所」所長。73年、慶應義塾大学医学部卒業。76年、同医学部放射線科に入局。83~2014年、同医学部講師。13年、東京・渋谷に「近藤誠がん研究所・セカンドオピニオン外来」を開設。

 

 

 

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