今日は、最近マスコミでも取り上げられることが急増している認知症に警鐘を鳴らし、一石を投じる良書です。
かつては、痴呆と呼ばれ「だいぶぼけてきたね」ですまされ、ぼけと折り合っていたお年寄りが、いまでは認知症という病名をつけられ、医療の対象となり薬物療法を施されているという現実。
”認知症はつくられている”という”真実”が理解できる一冊です。
高血症は基準の引き下げで、うつ病は薬ができたために患者数が飛躍的に増えたのと同じようなことが今起きています。
本書で「優れた介護現場から認知症の本質」が学べます。
「2004年に認知症という病名は厚生労働省によってつくられた」「抗認知症薬には副作用があり、興奮や徘徊といった副作用が出たら、それを抑えるために向精神薬が投与されます」
結果として、お年寄りは本物の認知症にされてしまうという恐ろしい現実があります。
国とマスコミが認知症の怖さを煽っている以上、事態はなかなか好転しません。
本書は、「認知症を病気にしない暮らしがある」ことを学べる内容です。
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著者
村瀬孝生
宅老所よりあい(福岡県)代表。1964年生まれ。福岡県飯塚市出身。
1996年2月から、「第2宅老所よりあい」所長を務める。
東田勉
1952年生まれ。國學院大学文学部国語学科卒業。
コピーライターとして制作会社数社に勤務後、フリーライターとなる。
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