外科手術の事故で患者さんが亡くなったニュースを見ることがかなりある。
健康になるために医者に行き、殺されてはたまらない。
なぜ、このような事故が起こるのか?
また外科ほど目立たないが、実は内科では薬により、もっと多くの患者さんが殺されている。
医療事故やミスでかえって体を悪くしたり、死んでしまったりしては元も子もない。
それはどうしてなのか?
本書では、医療により、殺されてしまう実態と原因、 そしてそんな目に遭わないためにはどうすればいいのか?
医者に殺されないための必読の良書です!!

こんなあなたにオススメです
・大学病院信仰の方
・医者の説明に疑問をもったことがない
・医療事故に遭いたくない
オススメ、共感を得たフレーズ
序章 大学病院で医療事故が多いのはなぜなのか?
・医療事故について
産婦人科は失敗したら訴えられるので、ばかばかしくやっていられないというのが現状
・研究重視、臨床軽視の大学病院には行くな
日本以外の国では大学病院は評価が低く、治療費が安い病院です
第1章 大学病院の実態
・難しい手術を受ける時は、自分で調べて病院を選ぶ
・派閥で張り合い、治療協力ができない
一般的に大学病院では、教授は威張りすぎているし、連携も悪い
第2章 日本には医療裁判が少なすぎる
・研究ばかりする臨床軽視の人物が教授になる
・高額な機材を入れて、不必要な検査をする
PETスキャンは15億円、検査1回10万円程度なのでかなり稼働しないと元が取れない
・日本は医療裁判が少なく医者を悪くしている
第3章 医学部教授が元凶
・医療事故は民事訴訟で対応するべき
第4章 薬で殺される
・外科より内科が多くの患者を殺している
製薬会社がTV番組のスポンサーであるために、日本ではTVを通じて薬の危険性は、報道されない
・健康診断は患者をつくり出すためにある
一番問題なのは基準値を厳しくし過ぎて、ものすごい数の患者を無駄につくっていること
・医者はほとんど勉強していません
健康診断は患者のためではなく、医者や製薬会社が儲けるための検査なのです
・基準値ビジネスで薬漬け国家になる
・調剤薬局が儲けまくる
第5章 日本人の栄養不足は北朝鮮並み
・コレステロール値が高い人ほど健康
・減塩は寿命を縮める
・ピロリ菌の除菌は意味なし
・夕張市は病院がなくなったので寿命が延びた
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:5.0
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
和田秀樹[ワダヒデキ]
1960年、大阪府生まれ。精神科医。東京大学医学部卒。東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院精神神経科助手、米国カール・メニンガー精神医学学校国際フェローを経て、現在、和田秀樹こころと体のクリニック院長、川崎幸病院精神科顧問。一橋大学経済学部非常勤講師、立命館大学生命科学部特任教授。
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