マスクで「表情が読めない」と、子どもたちの脳と心が育たない!
京大・脳科学者が指摘する深刻な発達リスクとは?
2020年5月、コロナ対策の一環として「新しい生活様式」が提唱された。
あれから2年 ―― ウイルスの弱毒化を指摘する専門家も多いなか、日本人の大半はいまだに「毎日マスク」の日常から脱却できていない。
⇒2類から5類への変更が、この春に予定されていますが、それまではマスクが当たり前の生活が続きそうです
保育や教育の現場でも「密」を避け、顔をマスクで覆うことが、“感染対策”の名のもとに継続しているが、これらが子どもたちの心身の正常な発達を阻害するリスクについては黙殺されていることに一石を投じる一冊です!
比較認知発達科学を専門とする京都大学・脳科学者が提言する「脱マスク」への処方箋とは?
ジャーナリスト・鳥集徹氏との特別対談も興味深い内容になっています!
こんなあなたにオススメです
・お子様のいる方
・保育、教育現場の皆さま
・本当はマスクを外したい
・屋内マスク不要となってもマスク生活を続けたい
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 「毎日マスク」で子どもたちの発達が危ない
・「新しい生活様式」に潜む大きなリスク
・1歳ぐらいでピークを迎える脳の「感受性期」
・乳児は相手の口元に注目している
生後6カ月ぐらいから、相手の目より口元のほうを長く見ることが分かっています
・「サル真似」をするのはヒトだけである
・「表情を読めない」子どもたち
・英国では科学者の提言がリスペクトされている
・子どもの発達には「密」が欠かせない
乳幼児期における「身体接触」の重要性
・乳幼児期の「心地よい感覚」が脳を育てる
・おじいちゃん、おばあちゃんとの触れ合い
社会性を育むうえで貴重な機会
・「なんでもすぐ消毒」の弊害
・急に「マスクを外そう」と言われても……
・「マスク世代」の子どもたちの脳はどうなる?]
第2章 ポストコロナ時代を生きる子どもたちに何ができるか
・マスクを外すこともひとつのハードル
・自分の顔をさらけ出すことに対する不安
・自己肯定感が低い日本の若者
・中高生には「自ら考え、決断し、実行する機会」を与えるべき
・不安を煽りがちな日本のメディア
客観的データを踏まえながら、感情論だけではない議論をそろそろ始めてみませんか
⇒メディアは大手ほど煽る傾向が強い… それはなぜか個人がリテラシーをあげて対応するしかない
第3章 特別対談 明和政子×鳥集 徹
パンデミックで浮き彫りになった「子どもファースト」からかけ離れた日本の実態
・マスクで感染が防げるのか
・ほとんどの人がノーマスクだったカナダの街
・「子どもファースト」からかけ離れた日本の教育現場
教育現場は「文科省ファースト」、お上の言いなりが実態
・子育て経験に乏しい人たちが社会政策をつくっている
・政府やマスコミが黙殺するワクチンの負の側面
「もう、このワクチンは打つべきではない、とくに子どもや若者は絶対に打ってはいけない」
・子どもたちの描く絵から「鼻」が消えた
・日本人は集団に同調しやすい?
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:5.0
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
明和政子(みょうわ・まさこ)
京都大学教育学部卒。同大学大学院教育学研究科博士後期課程修了。博士(教育学)。京都大学霊長類研究所研究員、京都大学大学院教育学研究科准教授を経て、現在、同大学院教授。
NHKスペシャル『ママたちが非常事態!? 最新科学で迫るニッポンの子育て(2016年放送)』『ニッポンの家族が非常事態!? 第1集「わが子がキレる本当のワケ」(2017年放送)』『ジェンダーサイエンス 第1集「男X女 性差の真実」(2021年放送)』などの監修・出演など、現代社会に生きるヒトが抱える問題を最新科学の知見から解説する活動にも力を注いでいる。
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