「からだの無意識の治癒力 ―身体は不調を治す力を知っている」2019/7/4 山口 創 88点 [♯386]

手洗いやうがいで、なぜ心が浄化するのか? 

 

 

2019年の作品ですが、コロナ禍において心身の不調を抱える人が激増するなか、本書がベースにしている身体心理学(健康心理学)は注目が集まる分野になります。

  

 

 

著者は、そのトップランナー。

  

 

2017年秋から2018年春にかけて放送された「NHKスペシャル 人体:神秘の巨大ネットワーク」で、腎臓が寿命を決める、脂肪と筋肉が寿命を守るなど、身体が秘めている力がドラマチックに示されました。

   

 

 

 

 

腸・皮膚・筋肉に特化して、身体が持つすごい治癒力を科学的知見から明らかにする一冊です!  

 

 

 

そもそも、生きづらさ感じたり、うつになったりするのは、脳の暴走による

 

 

それを打破するのに有効なのが皮膚感覚だといいます。

 

 

また、感情をつくる筋肉や生命に関わる腸の判断力などなど、無意識に営まれている不調を治す力が明かされる。

  

 

さらに、自分でできる効果的な健康法も紹介しています。

 
 
 
 
 

こんなあなたにオススメです

 

長年体調が思わしくない

コロナの情報は、テレビ・新聞がほとんど

コロナ禍で運動不足、メンタルが弱くなった

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

はじめに  ―  脳が心身の不調をつくる!? 

・いま、日本人の心の問題は加速度的に深刻化しています

 

 

 

 

第1章 身体の声に耳を傾ける 

 

人体のセロトニンの95%は腸がつくりだしている

 

・きちんと「空腹感」を感じることが大切  

 

 

   

 

第2章 腸から健康になる

 

・お腹は感情と直結 … 腸は第二の脳

 

 

  

 

 

第3章 皮膚から癒す

皮膚のシミは筋肉を鍛えると消える

   

・マッサージでからだに望ましい効果が 

 
 

 

 

第4章 筋肉からの発信

 

人間は「動きながら考える」

 

笑顔はポジティブな情緒性のある心をつくり、円満な結婚生活や人間関係にも波及する 

 

 

 

 

全身運動は腸内細菌を豊かにする 

 

 
 

第5章 健康心理学がすすめる健康法 

 

・口呼吸は心身にダメージ 

 

 

 

 

この本の評価

 

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.0

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

著者

 

山口 創(やまぐち・はじめ)

1967年、静岡県に生まれる。早稲田大学大学院人間科学研究科博士課程を修了。専攻は、健康心理学、身体心理学。桜美林大学リベラルアーツ学群教授。臨床発達心理士。
著書には『人は皮膚から癒される』『手の治癒力』(以上、草思社)、『皮膚感覚の不思議』(講談社
ブルーバックス)、『皮膚は「心」を持っていた! 』(青春新書インテリジェンス)、『子育てに効く
マインドフルネス』(光文社新書)などがある。 

 

 

 

 

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