アメリカの医学者、ウィリアム・オスラー先生の「人は血管とともに老いる」という言葉をご存知でしょうか?
つまり根本的な老化とは「血管が衰えること」を意味しています。
しかし、反対に言えば「血管が若々しく保たれていれば、いつまでも健やかに過ごせる」ということ。
循環器内科学の名医が、血管の仕組みをわかりやすく解説しつつ、その“しなかやさ”と“みずみずしさ”を保つ、具体的な健康生活習慣を提案する一冊です!
脳梗塞、心筋梗塞などの原因となる動脈硬化は、血管の老化が原因。
その人の生活習慣によっては、年齢に関係なく老化が進み、ときに、重い疾患や突然死につながる場合も。
でも、血管は生活習慣を変えることによってよみがえります。
こんなあなたにオススメです
・生活習慣病が気になる
・20歳の体重より10kg以上増えている
・ダイエットを繰り返している
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 「人は、血管とともに老いる」とは、どういう意味か
・テニスコート6面分! 血管は、大切な「臓器」の1つ
・血管のことを、「ホース」にたとえるとよくわかる
・血管が衰えると、細胞や臓器に栄養分や酸素が届きにくくなり、血管が狭くなったり(狭窄)、閉塞が起こったりするリスクが高くなる――健康を脅かす「動脈硬化」が始まってしまうのです。
第2章 「硬い血管」ではなく、「しなやかな血管」をめざす
・食事の欧米化で、子どもの血管も危ない!
・しなやか血管のためには、和食文化を見直すべし
・独身(男性)でいるほど、循環器の病気にかかりやすい
・食事制限、運動、禁酒・禁煙、仕事も“なんでも八分目”習慣が効果的!
・糖尿病になると、寿命は平均約10年短くなります
第3章 あなたの血管は、食事で若返らせることができる(生活習慣/食事編)
・カラフルな食材が、血管の老化を遠ざけてくれる
・「見た目」が若い人は、「血管年齢」も、やっぱり若い
・食事で最も大事なことは、「おいしく感じること」のはず
第4章 狭くならない、硬くならない血管の作り方(生活習慣/運動編)
・運動ギライ40代は“おデブ”化、動脈硬化も進んでいく
・メタボなんて“短期決戦”で撃退しよう… まずは、「1日2食」を1週間続けてみてください
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :5.0
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
島田 健永
医学博士/大阪市立大学准教授。1961年兵庫県生まれ。1987年3月香川医科大学(現・香川大学)医学部卒業。4月大阪市立大学医学部第一内科入局。5月大阪市立大学医学部附属病院勤務。1989年馬場記念病院循環器内科勤務。1995年医学博士号取得。1997年大阪市立大学医学部附属病院勤務。2000年7月大阪市立大学医学部第一内科助手(吉川純一前教授)。2003年4月大阪掖済会病院心臓血管内科勤務心臓血管内科部長。2009年4月大阪掖済会病院内科系診療局長。大阪市立大学医学部臨床教授。
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