がんとわかってショックを受けて落ち込むか、切り替えて前向きに日々を楽しめるかという「心のあり方」次第で、その後の予後が大きく変わってくることが明らかになってきました。
がん患者さんの2割はうつ病を併発するとも言われています。
がん患者さんの心のケアを専門にしてきた精神科医の著者が、がんでも長生きする人の「心の共通点」を教える一冊です!
一番の敵は、絶望です!
がん患者に寄り添い続ける精神科医が教える「心の処方箋」!
こんなあなたにオススメです
・がん告知をされた
・がんの治療を受けている
・家族、友人ががん告知をされた
オススメ、共感を得たフレーズ
【第一章】 がんを知っても落ち込まない人の共通点
●「がん」と診断
頭が真っ白になる人がほとんどです… 心にも適切な手当てが必要
●「私は死んでしまうんだ…」
と思い込んでしまうのには理由があります… 刷り込まれた恐怖は簡単に消えません
●断言します
「がん=死」「がん=壮絶な痛み」ではありません
●がんは慢性疾患
気長に付き合う病気と考えましょう
●「がんになったことを受け入れられる時間」には個人差があります
けれど、必ず受け入れられるときがきます… 思い切り落ち込むのも大切
●がん患者さんのうつは生存期間に影響します
うつは免疫機能が低下する
●がんと闘うか、忘れるか、あきらめるか、
それはあなたの自由です
●悩みから抜け出せないのは、
あなた自身ではなく、脳のせいです… 脳はとんでもないネガティブ思考の持ち主
【第二章】 自分なりに、がんと人生と向き合う
●健康な人も、必ず死ぬのです
●告知されることで、
大切な時間を有効に使えるようになります
●あの世はあるのか、ないのか
あると考えたほうが心が楽になります
●漠然と「死にたくない」「長生きしたい」と思うのではなく、
何歳まで生きたいのかを具体的に考える
【第三章】 がんとともに生きるということ
●「がん」は試金石
自分にとって大切な人が見えてきます
●誰もが迷う病院選び
でも、もう「おまかせ医療」は卒業しましょう
●「患者力」をアップさせることでよい医療が受けられます
【第四章】 日常の「行動・習慣」から心を整える
●「揺れる炎のキャンドル」で簡単に限想ができる
●家族に言えないイライラは、
「がん友」同士で吐き出しましょう
●SNSを通じて「がん友」に
多くの人とのつながりが力に
●読むと力がわいたり、おだやかな気持ちになれる
私がおすすめする二冊の本
リンク
【第五章】 何があっても心おだやかな人の共通点
●死を「次の次元への旅立ち」と考えれば
生きる意味や自分のミッションが見えてきます
●心のセンサーが研ぎ澄まされると
それまで見過ごしてきたことに、心が震えるのです
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
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著者
保坂 隆
1952年山梨県生まれ。慶應義塾大学医学部卒業後、同大学精神神経科学教室入局。90年より2年間、米国カリフォルニア大学へ留学。東海大学医学部講師、同大学医学部教授を経て、2010年、聖路加国際病院で精神腫瘍科を開設し、がん患者の心のケアに当たる。現在は精神腫瘍科、心療内科、精神科を連携する聖路加国際病院リエゾンセンター長・精神腫瘍科部長、聖路加国際大学臨床教授。
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