「一汁一菜でよいという提案」 2016/10/7 土井 善晴 91点 [♯271]

食事はすべてのはじまり。

 

大切なことは、一日一日、自分自身の心の置き場、心地よい場所に帰ってくる暮らしのリズムをつくること。

 

日常の食事は、ご飯と具だくさんの味噌汁で充分

 

 

 

 

基本となる食事のスタイルを持てば、生活に秩序が生まれます

 

 

長年にわたって家庭料理とその在り方を研究してきた土井善晴氏が、

現代にも応用できる日本古来の食のスタイル「一汁一菜」を通して、料理という経験の大切さや和食文化の継承、日本人の心に生きる美しい精神について考察する一冊です!

 

 

 

こんなあなたにオススメです

 

・外食が多い

・コンビニで食材をよく買う

・みそ汁をしばらく食べていない

 

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

一章 「今、なぜ一汁一菜か」

食は日常

 一汁一菜とは、ただの和食献立のすすめではありません

 一汁一菜というシステムであり、思想であり、美学であり、生き方だと思うのです

 

・食べ飽きないもの… ごはん、みそ汁、漬け物 

 

 

 

 特定の風土によって育まれた民族の知恵である食文化    

 

二章 「暮らしの寸法」

自分のカラダを信じる… おいしさ以上の何か、心地よさを感じている

素材を生かすには、シンプルに料理することがいちばん

和食の背景には「自然」があり、西洋の食の背景には「人間の哲学」があります 

 

  

 

三章 「毎日の食事の意味」

 

人生とは、食べるために人と関わり、働き、料理して、食べさせ、伝え(教育)、家族を育て、命をつなぐことです   

 

 

 

 

料理することは人間として生きるためには欠かせないものです

 

 

 

 

四章「作る人と食べる人の関係」

・レストラン(オーナーシェフ、チェーン店… )、家庭料理

  

 

五章「おいしさの原点」

和食の感性… 考えるよりも感じること

 五感をすべて働かせて味わい、感じたことを意識化したもの 

 

 


 

 

六章「和食を初期化する」

 

七章「一汁一菜からはじまる楽しみ」

  

 

 

〈一汁一菜の実践〉
 

・米の合理的な扱いと炊き方… 「洗い米」
  

 

具だくさんの味噌汁… みそは日本人が古くから親しんできた発酵食品です

 手早くつくる一人分の味噌汁

 すぐにできる味噌汁

 季節や場に合わせた味噌汁… 
  

 

 

・一汁一菜の応用  (献立の考え方)

 一汁一菜という食事のスタイル

 

 

 

 

この本の評価

 

  ■内容     :5.0

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.0

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

 

著者

土井 善晴

料理研究家/1957年、大阪生まれ。スイス、フランスでフランス料理を学び、帰国後、大阪「味吉兆」で日本料理を修業。土井勝料理学校講師を経て1992年に「おいしいもの研究所」を設立。変化する食文化と周辺を考察し、命を作る仕事である家庭料理の本質と、持続可能な日本らしい食をメディアを通して提案する。

元早稲田大学非常勤講師、学習院女子大学講師。1988年~「おかずのクッキング」(テレビ朝日系)レギュラー講師、1987年~「きょうの料理」(Eテレ)講師。暮らしの雑誌の連載、著書多数。

 

 

 

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