「体の不調は「首こり」から治す、が正しい 」2015/1/16 三井 弘 87点 [♯197]

最近は一般の方でも首こりと肩こりの違いがだいぶ認識されるようになり、さらに「スマホ猫背」が増加していることもり、ストレートネックをいかに防ぐかが健康習慣のひとつとして注目されている。
 
  
 
放っておくと怖い「首こり」を知り、それにいかに向き合い解消するかを長年首の健康を啓蒙し続けてきた専門医であり、「首」の第一人者が解説する一冊です!

実は、たんに痛みや不調をもたらすだけでなく、万病の原因になっている可能性も高く、下手をすればうつや突然死の原因にもなりかねない! 

 

 

「スマホ猫背」で急増する「首こり」という生活習慣病
 
パソコン、スマホ、タブレット…。
 
一日中の使用により、頭痛やめまい、吐き気、疲労感を感じている人は多い
  
 
  
また、原因不明とされがち。だが、本当の原因は「首こり」にあることが多い。
 
首の筋肉の異常は、頸椎の中心にある副交感神経の異常を招く
 
 
副交感神経は、内臓や血管、呼吸器などをコントロールする、もっとも重要な神経のひとつ。
 
そのため、「首こり」が体の不調をもたらしてしまう。
 
 
  
 
 
万病を引き起こし、最悪、突然死にまで至る「首こり」
 
 
緊張型頭痛、めまい、自律神経失調症、うつ、パニック障害、ムチウチ、更年期障害、慢性疲労症候群、ドライアイ、
多汗症、不眠症、機能性胃腸症、過敏性腸症候群、機能性食道嚥下障害、 血圧不安定症、VDT症候群、ドライマウス…。
こういった体調不良(不定愁訴)は、耳鼻科、眼科、消化器内科など
 
さまざまな診療科目の症状が出るのが特徴
 
  
 
各専門医の元を訪れても、病院の検査では、異常が見つからない。
 
 
結局は痛み止めなど、”その場しのぎ”の治療をされているのが現状。
 
 
 
  
首こりが原因と診断されないまま的外れな治療を続けると、症状はさらに悪化し、最悪、うつ状態(精神うつと区別して「頚筋性」)や突然死にまで至りかねない。 
 
  
 
心身ともにダメになる前に、まずは一度「首こり」の可能性を疑い最悪の事態を招かないためにも、日ごろからの「首こり」解消を習慣づけるのが望ましい

こんなあなたにオススメです

 

長年体調が思わしくない

・デスクワークが長い

・肩こりが治らない

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

序章 つらい痛みと不調―万病は「首」が原因だった!

 

・首こりも立派な生活習慣病

 

マッサージや整体は根本的な解決にならない 
 

 

 

第1章 「首こり」を放っておくと命に影響する!

 

人間の体でいちばん無防備な場所が首

 

「首こり」から精神的不調にもなる 

 

 

 
 
  

第2章 こんな症状は「首の故障」を疑いなさい!

  
 
 

第3章 歩き方・座り方だけで「首こり」の9割は改善できる

 
正しい姿勢こそが首を守る
 
パソコン作業での姿勢が首の明暗を分ける
 
 
 
 
 

第4章 首は沈黙の筋肉!首をいたわる健康習慣

 
・体に筋肉をつけると首も健康になる!
 
・毎日やるなら「ラジオ体操」と「縄跳び」
 
・健康な首は「枕」でつくられる
 
 
 
 
 

 

 

この本の評価

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

 

著者

三井 弘

1943年、岡山県岡山市生まれ。1970年、東京大学医学部を卒業。同整形外科入局。1977年より三井記念病院勤務。1984年「三井式頚椎手術器具」を開発。三井記念病院整形外科医長を経て、現在、三井弘整形外科・リウマチクリニック院長。
専門分野は脊椎、関節(人工関節)。日本リウマチ学会評議員。
著書に『体の痛みの9割は首で治せる! 』(角川SSC新書)、『首は健康ですか?』(岩波アクティブ新書)など多数。

 

 

 

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