「患者さんに伝えたい医師の本心」2015/7/17 高本 眞一 87点 [♯192]

妻を乳がんで失い「患者さんのやるせなさが身に染みて分かった」と語る、「患者の家族」を経験した医師である著者は、自身が院長を務める病院でさまざまな試みに着手。

 

日本を代表する心臓外科医が考えた「理想の医療」の姿を説くおすすめの一冊です! 

 

 

 

 

医療過誤や医療訴訟が続く昨今、医者と患者はしばしば対立するが、本来は同じ病気に立ち向かうパートナーである。

 

互いの事情を理解しあえば、医療はもっと良くなるはずだ」と熱く語る著者の言葉が印象的でした!

 

 

こんなあなたにオススメです

 

・体調を崩すとすぐに病院に行く

・主治医と相性が合わない

・家族、友人が入院、通院している

 

 

オススメ、共感を得たフレーズ

 

第1章 医師が「患者の家族」になったとき

 

・ 主治医から聞く私は、その瞬間医師ではありませんでした

 

病院が競って出す生存率… 生を全うして10年なのか、いろいろ治療を受けて、もがきにもがいて、なんとか10年生きるのか。そんなことは関係なしで病院は数字のみで評価している 

 

 

 

 

医師の家族が病気になった時、それが自分の専門であれば、最高に近い医療を受けさせることができるかもしれませんが、専門外であれば、普通の患者さんと一緒です

 

 

 

第2章 手術を拒否するおばあちゃんはなぜ翻意したのか

 医療には、医者と患者の信頼関係が絶対的に必要です

 
 
 

第3章 「患者にやさしい治療」の落とし穴

 
聞くなら内科医と外科医両方の意見を
 
患者にとって何がいいかを最優先してくれる医師に聞くことが大事
 そういう医師を探すこと、出会えることがなにより大切になります  
 
 
 
 

 第4章 左遷時代に学んだこと

 
病気を治すのは患者の命の力であって、医師ではありません。医師は治癒の手助けをするだけ 
 
 
 

 

 

第7章 ヨン様とモーツァルト

 
患者の気持ちは、想像を超えてセンシティブで、何かに心を動かされることが多く、それが病と闘う命に影響することは確かだと思います
 
 
 
 

第11章 東大医学部の傲慢と時代錯誤

・30年ぶりにもどった東大では学生が放任されていた
 
 教授たちは教育に興味をもっておらず、講義は義務ではなく自分たちの権利と思っている様子でした。関心はもっぱら研究にあり、優秀な論文を発表するのに躍起
 
 
 
 

第13章 病院ランキングを信じてはいけない

ランキングを決める基準が不明瞭なので信頼できないので振り回されてはいけません
 
 
 
 

 

この本の評価

  ■内容     :4.5

  ■読みやすさ  :4.5

  ■実践しやすさ :4.5

  ■健康リテラシー:4.5

  ■総合     :4.5

 

 

 

 

今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!

著者

高本 眞一

1947(昭和22)年生まれ。愛媛県松山市に育つ。三井記念病院院長。東京大学医学部名誉教授。外科医(専門は心臓血管外科)。公立昭和病院心臓血管外科主任医長、国立循環器病研究センター第二部長を経て、97年に東京大学医学部胸部外科教授に就任。2009年より現職。 

 

 

 

 

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