日本人の2人に1人はがんになるという時代において、抗がん剤は果たして有効なのか?
薬剤師である著者が「わたしはもしがんになったとしたら、基本的には抗がん剤を使わない」という。
その理由や著者の興味のある代替療法などを述べています。
また、白髪もなく老眼にもならず、更年期障害も感じなかった著者ががん予防にもなる食事などの生活習慣についても多数紹介。
こんなあなたにオススメです
・がんの3大療法を信じている
・家族、友人がガンにかかっている
オススメ、共感を得たフレーズ
第1章 私が抗がん剤治療を受けない理由
・なかなか減らない、がんで亡くなる日本人
三大療法にこだわる日本と見直した米国
… 代替療法に移行する米国のがん死亡率は劇的に減少!
・がんは無限に増殖する、というのは本当か?
2章 日本人はがん恐怖症候群
・がん発覚で、自殺リスクが上がる
・がんは自分がつくりました
… 生活習慣を改めることで予防できる
がんを敵視してはいけない
3章 がん検診、健康診断を勧めない理由
・私が健康診断を受けないのはなぜか
・リスクと背中合わせの健康診断、がん検診
・早期発見・早期治療は成果をあげているのか?
・財政破綻したら元気になった夕張市
病院がなくなったら、病気が減って市民は健康になった!
4章 死をどう考える?―抗がん剤治療だけじゃない、私が延命医療を受けない理由
・がんに関するアンケートからわかる、医師と患者の大きなギャップ
・80すぎた義母が抗がん剤を使って、私が考えたこと
5章 57歳で白髪なし。がんにならない健康法
・更年期障害も感じない。白髪もない
・自然なものを丸ごといただく
・笑顔を心がけるとセロトニンが放出される
この本の評価
■内容 :5.0
■読みやすさ :4.5
■実践しやすさ :4.5
■健康リテラシー:4.5
■総合 :4.5
今日も、最後までお読みいただきありがとうございました!
著者
宇多川 久美子
一般社団法人国際感食協会理事、薬剤師・栄養学博士(米AHCN大学)、ハッピー☆ウォーク主宰、NPO法人統合医学健康増進会理事。医療の現場に身を置きながら、薬漬けの治療法に疑問を感じ、「薬を使わない薬剤師」をめざす。自らの経験と栄養学・食事療法などの豊富な知識を活かし、感じて食べる「感食」・楽しく歩く「ハッピーウォーク」を中心に、薬に頼らない健康法を多くの人々に伝えている。
白川 太郎(監修)
東京中央メディカルクリニック院長。医学博士。元京都大学大学院医学研究科教授、元ウェールズ大学医学部助教授、元オックスフォード大学医学部講師、元南京医科大学客員教授、元中国第4軍医科大学客員教授。1983年京都大学医学部卒業(医師免許取得)。
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