『老人の取扱説明書』で15万部突破の人気医師の最新作の紹介です。
全国10万人以上の患者と向き合ってきた現役医師である著者が、
診察室の裏側では
何が行われているのか真相を暴露しています。
病院に行く前に読むことをおすすめします。
こんなあなたにおすすめです
・これから病院に行こうとしている
・家族が通院・入院している
・医療に不信感を持つことがある
おすすめ、気になったフレーズ
・医者が勝手に治療方針を決めたがることが特に顕著になるのは、高齢者が相手の場合
・医者がストレスという言葉を好むのは、原因不明で起きる症状がほとんどだから
・医者が言う「大丈夫」は、「すべてにおいて問題がない」ではなく、自分の診療科・検査の範囲内だけ
・入院が長引くほど、病院側が損をするように医療費支払い制度が設計されている
・コミュニケーションに問題なしと思うのは、医師70%に対し、患者20%にとどまる
・ネットの口コミ情報は、お金で悪い情報を消していることもある
・毎年健康診断を受けている医者はほとんどいなく、5~10年に1回というのが一般的
・食事や運動に気をつかう医者は少ない
目次(抜粋)
【第1章】診察
・患者が付添い人を連れて行けば、医者はもっと丁寧に説明してくれる
・治療ミスなのに、なぜ医者は「合併症」だと言い逃れようとするのか
・医者の言うことを録音してもいいの?
・ヤブ医者はどうすればわかるの?
【第2章】薬・治療
・薬で不調になったのに、『心配ない』って、どういうこと?
・医者が高い薬を好むのは、製薬会社から賄賂をもらっているからではない
・ジェネリックは元の薬とかなり違うことも多い
【第3章】健康診断
・医者が受ける検査と、受けない検査は何か?
・医者は自分が、あるいは家族が、ガンなど重い病気にかかったら、どうするの?
・バリウム検査を受ける医者は少ない
【第4章】病院
・病院図鑑や病院比較サイトは信じていいの?
・医者が患者として病院に行く時は、何を重要視する?
・入院で個室しか開いていなかった場合、追加料金は払わなくてOK
【第5章】入院・手術
・外科医は手術したがるの?
・『神の手』はどうすると見つけられるの?
・医者と患者では、病気を治す目的が違う
本書では、多くの患者が抱く疑問から医者や病院の真相を暴いています。
「なぜ医者が事実を隠そうとするのか」「患者の気づかないところで、何をしているのか」
医者と患者の溝を埋めることが著者の本意とありますが、患者サイドに立っての真実を解説してくれる現役医師の勇気ある行動に拍手を送りたい! そんな1冊です。
著者
平松 類(ひらまつ・るい)
医師/医学博士/昭和大学兼任講師
愛知県田原市生まれ、東京の多摩地区育ち。 昭和大学医学部卒業。
大学病院から町医者まで勤務し、病院の裏側を膨大に見てきている。
のべ10万人以上の患者と接してきたことから、患者からの「すごく聞いてみたい質問」に数多く答えてきた。
現在、二本松眼科病院、彩の国東大宮メディカルセンター、三友堂病院で眼科医として勤務。
専門知識がなくてもわかる歯切れのよい解説が好評で、メディアの出演が絶えない。
著書は15万部突破の『老人の取扱説明書』、11万部突破の『1日3分見るだけでぐんぐん目がよくなる! ガボール・アイ』(いずれもSBクリエイティブ)、 『老眼のウソ』(時事通信社)など。
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